COVID-19により外出自粛が続く中、自宅でテレワークをする人も多いことでしょう。かくいう私もそのひとりですが、実は会社よりも快適なことも。近年、固定運用のスペースを削減し、決められた作業だけをしないナレッジワークの考え方を背景に、オフィスのフリーアドレス化を推奨する企業が増えています。
アスキー編集部でも一部フリーアドレス化が導入され、個人スペースが削減されてきていました。それにより、ノートパソコン利用が推奨され、個人で占有できるスペースが減っていました。
フリーアドレス化にもメリットはありますが、以前に比べてやや窮屈だなぁ~と思っていたことも。そんな中テレワークになったのですが、自宅では当然、自分の部屋のスペースが自由に使えます。私の部屋はベッドや本棚もあり、それほど広くないのですが、それでも机の上には31.5インチの湾曲ディスプレーに、古い4K対応24インチディスプレーのマルチディスプレー環境なので、大変快適に仕事が出来ています。
今回は、豊富なラインアップをそろえるマウスコンピューターのiiyamaブランドから、そんなマルチディスプレー環境にオススメなディスプレーを紹介し、さらにマルチディスプレーのメリット、便利な使い方の一例をご紹介したいと思います。
ながら作業がとてもラクチン
2台以上のディスプレーを使ったマルチディスプレー環境では、2つ以上のことが同時にできます。たとえば、PDFの資料を見ながら文書作成をしたり、オンライン会議をしながらメモを取る、といったことも画面を分けてできるのです。
Windowsの場合は、画面がひとつでも複数ウィンドウを開いて同時作業はできますが、画面が広くないとウィンドウが重なりあったり、一度ウィンドウのひとつを最小化して、と手間がかかる場合も。
また職種によっては、テレワークになって同時に立ち上げるアプリが多くて、ノートパソコンの狭い画面だけでは大変、なんて思いをしている人もいるのではないでしょうか。会社で仕事をしている場合は、外からの連絡はメールや電話がほとんどで、同じフロアにいる人なら直接話かけて来ます。
しかし、テレワークになると、会社の同僚とは会社が指定したSlackやChatworkといったコミュニケーションツールで連絡を取り、社外の人とはZoomまたはMicrosoft Teamsでオンライン会議をして、ちょっとした連絡はFacebookで、ファイル転送などはメールで、と確認するアプリやサービスが増えている人もいるのではないでしょうか。
筆者のようなIT編集者は、ちょっと、いや大分特殊ですが、ライターさんによってLINE、Facebook、Discord、Twitterのダイレクトメッセージ、メール、Skypeと連絡方法が異なり、結構な数のアプリを立ち上げています。
また、そうした連絡を可能な限り早く確認しつつ、原稿作成や確認作業などもする訳です。ウィンドウはいくつあっても足りません。
そこで、メインディスプレーでは、最も優先すべき執筆作業などを、メールやコミュニケーションツールはセカンドディスプレーに、と分けて作業をしています。アプリによっては、新着のコメントがあると音で知らせてくれるものもあるので、そうした音やアイコンの点滅を定期的に確認すれば、効率よく作業ができるでしょう。
ちなみに、外出自粛中に気になるCOVID-19の最新ニュースなども、職場では仕事中にテレビや動画を付け辛いですが、テレワーク中なら気にせず確認したりもできます。マルチディスプレー環境は、そんな“ながら作業”には最適なのです。
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