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PhotoshopやLightroomも快適! 8コア16スレッドのRyzen 7 3700X搭載「DAIV A7」をプロカメラマンが使ってみた

2020年02月17日 11時00分更新

文● 周防克也 編集● ジサトラハッチ/ASCII
提供: マウスコンピューター

PCIe 4.0 x4 SSDは驚きの速度!

 最後になってしまったが外観も一通りみておこう。DAIVシリーズのノートPCは結構頻繁にデザインが変わり、ラインアップによっても様々なデザインが用意されているが、DAIVデスクトップはシンプルで1つしかなく、見た目での区別はつかない。本体正面の右下にAMDかインテルのシールがある以外は、背面でGPUの出力端子を見ないと区別がつかない。

ちょっと大きめなミドルタワー型でフロント上下に備わった取っ手が特徴的だ。最近は側面がガラス製になっていてピカピカ光るPCが流行っているが、DAIVはクリエイター向けの落ち着いたシンプルなデザインになっている

上部には音声の入出力用にマイク端子とヘッドホン端子、USB3.0が2つ、電源スイッチが並んでいる

正面パネルは上下分割で取り外しが可能になっている。上部には5.25型のオープンベイが3つに、3.5型のオープンベイが1つあり、光学ドライブやカードリーダーなどを内蔵できる

取り外した上部パネルは下の部分に重ねておくことができる。マグネットで接続されているので簡単に落ちてしまうことはない

背面にはUSB端子が8つあるが、うちUSB 3.1なのは下から2段めにある2つ。他はUSB 3.0になっているので、つなげる機器によっては注意が必要だ。またThunderbolt3拡張カードが標準で搭載されているので、高速なストレージ接続や高解像度の外部ディスプレーへの出力にも対応している

側面を開けたところ。真ん中にGPUを支えるための支柱が入っている。CPUクーラーはAMDの純正品が採用されていて、カラフルに点灯するのが側面穴の隙間からちらほら見える

内部には5インチドライブを最大4つ内蔵可能になっている。なお標準モデルの電源は700Wのブロンズなので、内蔵ドライブを増やす場合には注意が必要かもしれない

内蔵ストレージはNVMe接続の1TB SSDが採用されている。詳細を見ると転送モードがPCIe 4.0 x4になっているのが確認できる。リードは驚きの4994.12MB/s、ライトも4280.71MB/sと早い

第3世代Ryzenはクリエイターにも有用
PCIe 4.0 x4対応チップセットも将来性あり

 8コア16スレッドで動作するAMDの第3世代Ryzen CPUは、高いコストパフォーマンスで最近人気のあるCPUだ。ニュース記事などでは、ゲームベンチがわかりやすいために取り上げられやすく、ゲーマー人気も高い。

 しかし高性能なCPUをゲームにだけ使うのはもったいなく、クリエイティブ分野でも利用可能ならばとの思いで今回のDAIV Aシリーズは登場したと考えられるが、今回写真の処理を行なってみた感じでは十分な手応えを感じた。

 コストパフォーマンスが良いという理由もあるにはあるが、単純にCPUの性能が高い点を大きく評価したい。特に僕はプロカメラマンなので、毎日のようにRAW現像やフォトレタッチを行なう。処理が早ければ早いほど作業効率がよくなるので、「A7」の性能にはかなりの魅力を感じた。

 また仕事用のマシンは環境を統一するためにそうそう簡単に替えることがなく、一度購入したら長く使うことが多い。扱うデータも増えていくため、高速な転送が可能なPCIe 4.0 x4に対応したチップセットも先々便利に使えそうな予感がした。動画や3D系がメインになると、また違った評価になると思うが、写真を扱うのがメインなら「DAIV A7」はチェックしてみてほしい。

(提供:マウスコンピューター)

マウスコンピューター

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