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BTOカスタマイズはもちろん、あとから大容量ストレージ化も

Ryzen&GeForceで13万円台とお手頃価格のクリエイティブ向けPC「DAIV A5」はカスタマイズの幅も広い

2020年01月12日 16時00分更新

「DAIV A5」

 マウスコンピューターiconのクリエイター向けブランド「DAIVシリーズicon」に「DAIV A」シリーズが登場した。一番の特長となるのは、CPUにAMD製Ryzenプロセッサーを採用している点だ。

 Ryzenプロセッサーは、同クラスのインテル製Coreプロセッサーと比べてコア数が多いうえに処理能力が高い。加えて、性能を基準に考えてもインテル製よりも安い傾向にあるので、コストパフォーマンスに優れたCPUといえるだろう。長らくインテル一強時代が続いていたが、Ryzenシリーズの登場によりAMD製CPUの地位もかなり向上している。古くからのAMDファンも多く、気になる人は多いのではないだろうか。

 今回試用したのはDAIV Aシリーズの中では最もお買い得感のある「DAIV A5icon」シリーズだ。Ryzen 7 3700X、GeForce GTX 1650、16GBメモリー、256GB SSD+1TB HDDという構成で、価格は13万5080円からとなっている。

 どれくらい魅力的な価格かというと、同じDAIVのデスクトップパソコンでインテル製CPUを採用する「DAIV Z5icon」をベースに、CPUを標準のCore i5-9400からRyzen 7 3700Xと近い性能を持つCore i7-9700に変更し、GPUはGeForce GTX 1650、メモリーを16GB、ストレージを256GB SSD+1TB HDDにカスタマイズすると価格は16万3240円。また、CPUをCore i5-9400に変更しても14万1460円になるのを見ると、いっそうお買い得感が増すのではないだろうか。

 Ryzenプロセッサーの高性能ぶりは多くレビューされているのでその実力に疑問は持たないが、その多くがゲームを中心にしたベンチマーク測定だ。クリエイティブ系アプリでも効果があるのか、実作業を交えて使い勝手をチェックしてみたいが、まずは外観からチェックしていこう。

GPUやストレージなど、カスタマイズの幅が広いミドルタワーケース

 DAIVデスクトップは基本的に1種類でケースは共通化されている。すでにあちこちで見かけるが再確認していきたい。

本体サイズはおよそ幅190×奥行き490×高さ490mmと、少し大きめなミドルタワーだ。重量は構成によって若干の差があるものの、カタログスペックでは約9.4kgとなっている。ガラスを用いたケースは重量がかさみがちだが、DAIVのデスクトップは大きさのわりには軽く感じる

 ケースは少し大きめなミドルタワーで黒一色、前面には上下に取手が設けられている。後方部下部にはキャスターが装備されているので、取手をもっての移動がしやすい。ワークスペース間の移動はもちろん、場合によってはロケなどでも使いやすいつくりになっている。ただ、サイズ的に高さがおよそ490mmしかないので、引っ張って移動する場合には中腰になってしまう。

正面上部にはマイク端子、ヘッドフォン端子、USB3.0端子が2基、メインスイッチが並ぶ

上のパネルを外した状態。5インチオープンベイを3基、3.5型のオープンベイを1基備えている

下パネルを外すと通気孔が

 上のパネルを取り外すと下のカバーの上にマグネットで装着できる。5インチオープンベイが3基、3.5型のオープンベイが1基あり、オプションで光学ドライブやリムーバブルドライブ、カードリーダーなどを取り付けた場合のアクセス性はよさげだ。

背面にはUSB 3.0が6基、USB 3.1が2基備わっている

 背面インターフェースは豊富なUSBポートが特長で、USB 3.0が6基、USB 3.1が2基備わっている。配置が不規則な感じで、USB 3.0とUSB 3.1の区別が印字されている文字でしか識別できないので、データ転送などスピードを気にする場合は確認しておいたほうがいいだろう。

横から見るとほぼ正方形。側面パネルには空気取り込み用に穴が開いている

側面パネルを開けた状態

 側面パネルと開けると、GPU付近に風が流れるように配置されたファンが見える。内部スペースに余裕があり、GPUとファンを支える支柱がセンターに通っているので内部に手を入れる際は多少苦労を感じるかもしれない。CPUクーラーはAMD純正品がついており、セットアップをしている際、冷却は十分であると思われた。

3.5インチ用のシャドウベイが4基あり、1TB HDDが備わっている。ドライブは枠に固定して差し込む形式でドライバーレスで作業できる

 DAIV A5iconに採用されているGeForce GTX 1650は小型サイズで内部に余裕がある。だが、スペース的にはもっと長いGPUも装着できるのではと感じた。実際にカスタマイズや上位ラインナップではRyzen RX 5700やGeForce RTX 2070 SUPERなどを採用しているモデルもあるので、あとで交換する場合でも安心できる。

 また、3.5インチのHDDを収納できるシャドウベイが4基あり、3基の5インチ用オープンベイや3.5インチオープンベイを利用することでより多くのストレージを収納できる。ただ標準で備わっている電源は500wのブロンズなので、より高性能なGPUに変更したりストレージを増やしたりする場合は電源の強化も必要になってくるだろう。

 Ryzen 7 3700XはCore i7-9700に相当する性能を持つ強力なCPUで、性能の期待値はかなり大きい。エントリークラスながらも安定性のあるGeForce GTX 1650と組み合わせて13万円台なら文句の付けどころはない。とくに静止画中心に仕事をする人や趣味で写真を撮る人には気になる製品ではないだろうか。次回はベンチマークテストでDAIV A5iconの実力をチェックしていく。

試用機の主なスペック
機種名 DAIV A5
CPU Ryzen 7 3700X
グラフィックス GeForce GTX 1650
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 256GB SSD+1TB HDD
内蔵ドライブ -
通信規格 有線LAN(1000BASE-T)
インターフェース DisplayPort×1、HDMI端子×1、DVI-D端子×1、USB 3.0×8、USB 3.1×2、ラインイン、ラインアウト、ヘッドフォン出力×1、マイク入力×2、PS/2端子
サイズ/重量 およそ幅190×奥行490×高さ490mm/約9.4kg
OS Windows 10 Home(64bit)
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