ドラファン開発通信：ドラファンだからできた『最強ガーディアン・クルス』コラボ作成秘話

2015年05月25日 15時30分更新

　みなさんこんにちは！ドラゴンファング（ドラファン）の開発総責任者の松田です。

　今回から近日配信予定の新機能をトイディアの社員からリレー形式でお届けします！それぞれのコダワリやクリエイター魂などの“アツい”気持ちを感じて頂けると良いなと考えております。
　トップバッターはディレクター岩田です。ローグライクとしてのゲームバランスに最もこだわる漢。では、はりきってどうぞ！

　こんちには！ドラファンのゲームディレクターの岩田です！今回は『最強ガーディアン・クルス』コラボダンジョン“女神の塔と熾天使ガブリエル”がどんな想いを乗せてつくられていったかに焦点を当てながらお伝えしたいと思います。

■あのスクウェア・エニックスとのコラボ！

開催期間 5月15日（金）～ 6月2日（火）19：00

『最強ガーディアン・クルス』はゲーム界の巨匠、スクウェア・エニックスが贈るスマホ向けゲームの金字塔です。トイディアのスタッフはみんなFFやドラクエシリーズに育てられたような世代ですから、『最強ガーディアン・クルス』とのコラボが決まったときには、なかなか感慨深いものがありました。
　日々の多忙の中で、社内の空気は自然と重くなっていくのですが、こういったコラボなどの熱量を定期的に松田が社外から呼び込んできてくれます。その熱量に真っ先に反応するのがドラファンのアートディレクターの大山です。
　松田と大山で「こんな表現がしたい」「こんなマップにしたい」と盛り上がるうちに、プログラマーやディレクターも自然と集まってきて熱量はさらにヒートアップしはじめます。そして、担当した酒井の魂のこもった『熾天使ガブリエル』が完成すると熱量は最高潮を迎え、あとは我々ダンジョン作成チームがその勢いに任せてダンジョンをつくりきるだけです。ドラファンのイベントダンジョンはこうしてつくられていきます。

■ドラファンのコラボはゲーム性や世界観まで踏み込むぞ！
　キャラクターやゲームタイトルのみをフォーカスし、ある種の“借り物ダンジョン”で終わってしまうのは余りにももったいない。出来ればコラボタイトルの“ゲーム性”であったり“世界観”にまで踏み込んでコラボダンジョンをつくってしまいたい。それでこそ本当のリスペクトである。それがドラファン流の“コラボ魂”なのです。そして、他のタイトルの“ゲーム性”や“世界観”の再現を可能とする自由度の高さこそがドラファンの最高の武器であると思っています。

　さて、ゲーム性や世界観を取り入れると言っても具体的にどんなものをどうやって表現するか、が問題なわけです。今回のコラボダンジョンでは“最強ハント岩”というギミックが登場します。『最強ガーディアン・クルス』では、プレイヤーの技術次第では超レアカードをゲットできる“ハント”というモードがあります。魔獣の動きを先読みし、上手くスナイピングしていくというゲーム性はドラファンでも使えるな、と思い、今回はこの最強ハント岩を登場させる事となりました。

■ローグライクだけどタワーディフェンス？
　“最強ハント岩”は攻撃して破壊することで、前方に特殊能力を封印する強力な弾丸を放ち、モンスターを大きく後方に吹き飛ばす効果をもつギミックです。ボスバトルではこの最強ハント岩をうまく利用し、ボスである『熾天使ガブリエル』や『ディバインドラゴン』といった強力なモンスターを狙い撃ちしていく必要があります。
　当初のテストダンジョン段階では、広大なボスフロアの四方に最強ハント岩が設置されており、中央から迫りくる熾天使ガブリエルを最強ハント岩で狙い撃ってマップ中央に押し戻していく、というコンセプトでした。巨大怪獣なら分かるのですが、天使を檻に閉じ込めて出さないようにしているようで、これがまた絵にならない(笑)。

　スクウェア・エニックスとトイディア酒井の魂が乗った『熾天使ガブリエル』にそんな扱いはないだろうという話になり、逆にドランがマップ中央に陣取りながら熾天使ガブリエルや中ボス格のモンスター達をいなしていくというタワーディフェンス型への方針変更となりました(閉じ込めタイプはいずれやってみたいとは思いますけども…)。

　このタワーディフェンス型は思った以上に面白くなってくれたな、と感じています。普段は“いかにドランを一か所で戦わせず、動き回って戦ったもらうか”の工夫をしながらダンジョンをつくるのですが、女神の塔と熾天使ガブリエルでは逆に一箇所で戦わせるように開き直って設計したことで、ボス戦のテンポの良さが増し、１ターンの重みにフォーカス出来たのではないかなと思います。
　新しいタイプのダンジョンをつくろうと思ったら、新しいシステム開発が必要な時期になってきていると感じていましたので、ドラファンは工夫によってはまだまだ好き放題ダンジョンをつくれるものだなぁ、と思わされた事も非常に勉強になりました。ダンジョン制作チームの考える「こんなダンジョンが面白いはずだ！」を最速で具現化できる速度感、そして、それを可能にするゲームエンジンの自由度と柔軟性こそがドラファンの一番の武器なのだと再確認できたダンジョンでした。と言っても、もちろん新システム開発の手を緩めようという話ではありませんので、誤解なく！

■高速周回にオススメなファングはデュラハン+！
　最近のダンジョンではレギュラーになりつつある『宝物殿』(高難易度ダンジョン挑戦時に低確率で出現し、レアな素材ファングが大量にゲットできるフロア)は『女神の塔と熾天使ガブリエル』でも登場します。

　しかも、その美味しさは過去最高と言えるほどの遭遇率＆ラインナップとなっています！女神の魔石を収集しつつ、レアな素材ファングをゴッソリ持って帰れるのが今回のダンジョンの好評の一因なのではないでしょうか。しかしながら『宝物殿』が出現しなかった際の5Fや6Fは強敵揃いの上においしくありませんから、さっさと駆け抜けて次にいきたいポイントでしょう。
　高速周回しながら、強敵が番人をつとめる『宝物殿』で特に有効であり、さらに肝心なボス戦でも不覚をとらない、今回のダンジョンで一番のオススメファングはデュラハン+です。

　高速チャージの入れ替え系攻撃スキルはさっさと飛ばしたい5F～6Fで階段に一直線する際に大活躍！『熾天使ガブリエル』に対してもダメ―ジアップとなっていますので、本ダンジョンにおいては隙の無いファングだと思って愛用しています。

■ドラファン2.0来たる！
　昨年7月のAndroid版リリース以来、最大規模のシステムアップデートとなります“ドラファン2.0”の配信に関しまして、5月下旬～6月上旬の配信が決定いたしました！今回の大規模アップデートについてはドラゴンファングの基本ゲームシステムの理想形をテーマとして掲げており、運営ありきのゲームとしては異例な、かなり大胆不敵な大型アップデートとなります！
　我々としては、構想だけずっーと前からありまして、やっと！やっと形に出来た！という感無量の思いです（運営をやりながらの、新規開発は本当になかなか進められません）。
　ドラファンの楽しさ部分を感じて頂く要素として、自信と責任をもってお贈りしたいと思っております！まずはドラファン2.0のSSをご覧ください！