東京・銀座のソニービルでは8Fのイベント会場“OPUS”にて、ソニーのデザインに対する想いがつまった展示イベント“Sony Design: MAKING MODERN”が開催中です。
世界の山さんがいち早くイベントの内容をお伝えしましたが、ソニービルではイベントとは別にソニーモバイルのうわさの新スマホ『Xperia Z4』も展示されているとのことで、居ても立ってもいられず取材してきました。
↑会場は銀座のソニービル。 |
↑イベント会場のOPUSは8階にあります。 |
今回のイベントには1972年のトランシーバー『ICB-650』から、最新の『PlayStation 4』や『Xperia Z3』までソニーのデザインを象徴する製品が展示されています。
見ていると形や色などから時代の流れを感じることができます。一世をふうびしたものから、当時は目立たなかったけれど現代の製品に着々と受け継がれているものまで。おじさん世代から若者世代までデジギア好きなら目をギラギラさせながら見るようなものばかりです。
↑ソニーのトランシーバー。筆者はまだ存在すらしていない時期のもの。 |
↑すけすけのウォークマン。当時、さまざまなデザインを出し“やりつくした”と感じていたデザイナーさんが「(入れるカセットは人それぞれ違うのだから)カセットを入れるだけで“個性”になりうるのではないか」と思い、制作したもの。 |
↑今も販売されている後頭部に回すタイプのヘッドホン。今ではソニー製品でもおなじみの形状ですが、最初社内で提案しようとしたときはドキドキだったとのこと。 |
↑こちらは樹齢数百年ものケヤキの木を使ったヘッドホン『MDR-R10』(1988年)。当時ソニーの会長だった大賀氏の大きな耳でも覆えるよう、大きめにつくってあります。自分にとっては、当時からヘッドホンには“MDR”という型番を使っていたのも新たな発見でした。 |
ところで、何故イベントのメインビジュアルには最近のものである『PlayStaiton 4』が使われているのでしょう?
イベント責任者の方に取材したところ「今回のイベントは“回顧録”ではないからです」とのこと。イベントの発端となったソニーのデザイン書『Sony Design: MAKING MODERN』(イベントと同名)も表紙はPlayStation 4から始まり、時系列順にさまざまなプロダクトが紹介されますが、最後もやはりPS4になっています。これはソニーのデザインが時代を通して一貫したこだわりがあり、さらに良いもの“輪廻する”という想いも込められているのです。
↑PlayStation 4もソニーが誇るデザイン製品のひとつ。 |
↑そして基板や各種センサーを手のひらサイズにおさめるという現代技術の高さを示しているのが『Xperia』。 |
また、来場者には特製ポスター(期間によって絵柄は変わるらしい)やスマホなどの壁紙がプレゼントされます。イベントは6月14日まで開催中ですが、ぜひゴールデンウィーク中も足を運んでみてください。
●ソニービル内ではXperia Z4も間近で見られる
イベント会場のXperiaはZ3ですが、ソニービル3F(時期によって移動する場合もあり)では先日発表されたXperia Z4が展示されています。
残念ながらガラスケースに入っており、電源がついている様子や触ってみることはできませんが、Z4の新しい色合いなどは確認できます。上記イベントに参加した際はぜひ立ち寄ってみてください!
↑ギリギリ自分の端末(Xperia Z2)と比べてみることはできる!? |
↑Z4の予習として、Xperia Z3で実現したISO12800の高感度撮影や |
↑各種カメラアプリを体験してみるのもよさそうです。 |
●関連サイト
Sony Design:MAKING MODERN~原型づくりへの挑戦~イベントページ
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8,435円
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