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“うんこ”と“おっぱい”は話題になりやすい!?美少女擬人化ゲー『うんコレ』の本当のねらい

2015年03月10日 08時00分更新

 ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アスの好評連載『中の人特捜部』──今回は、なんと大腸菌をモチーフにした美少女擬人化ゲーム『うんコレ』を開発中という日本うんこ学会会長の石井洋介さんを直撃した。
 

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ネットで注目を集めた文字どおりの“クソ”ゲー
なぜ“うんこ”なのか?

 一見、ネタゲームに思えるうんコレだが、発端はシリアスだ。

 石井さんは15歳のときに潰瘍性大腸炎という難病にかかっている。うんこに血が混じっているという事実が恥ずかしくて親に話せず、悪化させてしまい、人工肛門をつけることになってしまったのだ。さらに医者から「一生、人工肛門だろう」と言われて大ショック……。

 幸いその後、小腸を大腸のように機能させる手術を知り、めでたく人工肛門は閉じられたが。

 その後、石川さんは医師を志し、外科医として今に至っているのだが、大腸ガンが進行した状態で来院し、手遅れで助からない患者を何人も知ることとなる。大腸ガンの早期発見のために検診を普及させたいが、まじめに訴えても多くの人には届きにくい。

 そんなときに“うんこ”と“おっぱい”という2つの言葉がネットで話題になりやすいという話を知る。さらに予防医学で大切な“行動変容プログラム”のコンセプトをゲームに取り入れ、うんこの状態を観察してカードを引けるようにすれば、ゲームを健康管理に活用できるのではないかと考える。

 

今週の捜査対象

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日本うんこ学会会長 石井洋介さん
 実は外科医。うんこ回りに悩む青春を過ごしつつ医師を目指す。晴れて夢をかなえたのち、こんどは大腸ガンの早期発見、検診を普及させるべく『うんコレ』の開発を思い立つ。石井さん自身が『艦これ』にハマっていたことも、うんコレの開発につながっている。


 

おなかの中で活躍するうんコレの美少女キャラ

●B.オレイシプレヌス

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↑“B.オレイシプレヌス”はオリーブ油の主成分、オレイン酸を腸内でつくっている。発見から日が浅く、謎に包まれている部分も多い菌だ。オリーブオイルを背中にかつぎ、髪飾りはオリーブの実。

 

●L.ブレビス

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↑“L.ブレビス”は漬物の中から見つかった植物性乳酸菌。彼女を摂取すると、便通の改善や、腸内免疫の強化などの効果がある。植物性乳酸菌なので、花がモチーフになっている。

 

●B.アニマリス

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↑“B.アニマリス”は、いわゆるビフィズス菌。哺乳類の大腸で最も多く存在するため、ケモノらしい"もふもふ感"をキャラに取り入れている。

 

うんコレ開発メンバー絶賛募集中!

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↑うんコレはボランティアベースで作成しているので、開発メンバーを随時募集中。うんコレのサイトからお問い合わせを。また、いっしょに活動してくれる日本うんこ学会のメンバーも随時募集中だ。

週刊アスキーで全部読めます!
2015年3月3日発売の週刊アスキー3/17号(No.1019)では、『うんコレ』ゲーム化へのきっかけとなったゲームスタッフとの出会い、大腸菌の美少女キャラ付けへのこだわり、『うんコレ』を健康管理のためのいプラットフォームに──などのエピソードを紹介しています。

●関連サイト
うんコレ
日本うんこ学会

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