週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

爪楊枝の先っぽサイズ、わずか3ミリの『じゃがりこ』が登場!?

2015年02月23日 13時30分更新

 ネットで話題のサービスや事件、ツイートしている中の人を直撃する週アスの好評連載『中の人特捜部』──今回は、爪楊枝混入事件で濡れ衣をかけられたというニコニコ動画で爪楊枝アートの第一人者として親しまれている"爪楊枝P"こと、"そーき"さんを直撃した。

1017-nakahito

“爪楊枝混入事件”のとんだとばっちり

 今年1月、東京・三鷹市の19歳少年が起こした“爪楊枝混入事件”を覚えている人も多いだろう。少年はスーパーでスナック菓子に爪楊枝を突き刺したり、コンビニで万引きのふりをする動画を撮影し、YouTubeで次々と公開。食品への異物混入が取りざたされていた時期だったことも重なり、ネットでも注目された一件だった。

 そんな折、こんどはニコニコ動画『爪楊枝を削ってじゃがりこを作ってみた』という動画がアップロードされる。投稿者は、'08年から爪楊枝作品を投稿し続け、“爪楊枝P”の愛称も付けられている“そーき”さんだ。わずか45分の作業で爪楊枝の頭の部分を削って彩色し、高さ3ミリの中に『じゃがりこ』のパッケージを見事に再現している。

 本人の解説によれば、爪楊枝(つまようじ)でネット検索しても自分の動画が出てこなくなったり、「自首しろ」、「犯罪者め!」といった悪意あるメッセージが届くなど、爪楊枝混入事件のとばっちりを受けたのが“じゃがりこ動画”の制作動機になったのだとか。時事ネタということもあり、再生数も12万近くまで伸びて、ウェブメディアでも紹介されていた。

 

今週の捜査対象

1017-nakahito

そーき
Twitter:@souki_e
本業は事務員。本人いわく、「 靴ひもも まとも に 結 べず折り紙もうまく折れない不器用 」だそうだが、爪楊枝アートは慣れでつくれるようになったとのこと。

 

爪楊枝作品が生まれるまでを見る

パッケージの輪郭を削り出す

1017-nakahito

↑スナック菓子のフタ部分の出っ張りを残し、爪楊枝の頭をカット。紙やすりで削りながら形を整えていく。その後、実物を見ながら塗装していく。

 

1017-nakahito

↑直径20ミリの1円玉と並べて比較してみると、爪楊枝から削り出したスナック菓子のパッケージがいかに小さいのかがわかる。

 

接写でディテールを見る

1017-nakahito

↑接写した拡大写真で見ると、フタのベロの部分まで細かくきちんと再現しているのがスゴイ。

 

1017-nakahito

↑字幕の「高さ3m」というのは誤記で、正しくは「高さ3mm」。これはご愛嬌かな。

 

週刊アスキーで全部読めます!
2015年2月17日発売の週刊アスキー3/3号(No.1017)では、爪楊枝混入事件の濡れ衣を着せられたことによる当惑、当初はつくる気になれなかった“爪楊枝じゃがりこ”動画、“立体ミク小型化戦争”ではじめたペーパークラフトから爪楊枝アートへ──などのエピソードを紹介しています。

●関連サイト
爪楊枝を削ってじゃがりこを作ってみた

週刊アスキー
Amazonで購入は表紙をクリック
週刊アスキー
Kindle版はこちらの表紙をクリック

週刊アスキーはNewsstandでも配信中!

 

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります