話題の「サードウェーブ」ついに本命の登場だ。スターバックス以来のブームになるかどうかは分からないけど、まずはどんな味なのか試してみたい。
サンフランシスコ生まれのコーヒーショップ・ブルーボトルコーヒー(Blue Bottle Coffee)は、2月6日に1号店を清澄白河(東京都江東区平野1-4-8)、3月7日に2号店を青山(東京都港区南青山3-13-14)にオープンすると発表している。
創業者ジェームス・フリーマンが2002年に創設し、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスで14店舗を展開中。アメリカの外で展開するのは日本が始めてだっていうから嬉しい話だ。
ブルーボトルがアメリカ以外に展開するのは日本が始めてだ |
コーヒー豆はオーガニック、フェアトレードにこだわり、焙煎から48時間以内に提供する。豆の大量生産でもなければオペレーション重視の店舗経営でもない。ただおいしいコーヒーを出すという半ばコーヒーの本質に立ち返ったのがブルーボトルだ。
グーグル、ツイッター、ウーバー(Uber)といった名立たるIT企業がこぞって出資を決めたことで話題を呼んだ。2012年10月に合計1970万ドル(約20億円)、2014年1月に2400万ドル(約25億円)の資金を調達し、急成長を遂げている。
ジェームスが参考にしたのは日本の喫茶店文化。言ってみれば一杯200円やら180円の格安コーヒーチェーンが都会の資本力でつぶしてきた(失礼)古き良き喫茶店の逆輸入というわけだ。
創業者ジェームス・フリーマン。ケメックスのドリッパーを使ってるみたい |
ソーシャル時代の現在、クチコミの力は絶大だ。価格戦略やマーケティングではなく、本質に立ち返り、良いものを出せばちゃんと評価される、そんな時代になったということなのかもしれない。
振り返れば青山の大坊珈琲店もなくなってしまった。ブルーボトルをきっかけに日本の喫茶店がもっと盛り上がってくれるといいな。青山なら蔦珈琲店とか、ショウゾウコーヒーとかね。
なお営業時間は清澄白河店が朝8時から夜7時、青山店が朝10時から夜9時まで。「コーヒー業界のアップル」なんて呼ばれてるから、きっと行列もアップル級に違いない。アラームをかけて早起きして、日本初上陸の味を確かめに行こう。
画像:ブルーボトルコーヒー
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