niconicoが9月20日、東京都檜原村(ひのはらむら)にて実施した『ニコニコ町会議全国ツアー2014』の最終公演。約2ヵ月かけて書いてきた記事の〆となるラスト1時間半の熱狂を写真たっぷりでお伝えしていきます。
↑檜原村でのプログラム順は、ほかの9会場とちょっと異なっていて、まずエンディングセレモニーを実施していた。まずは裏方としてこのお祭りを支えたボランティアスタッフが紹介されます。今回はなんと全部で21人! 多い!!
↑続けて出演者も登壇。みんな感謝の言葉を伝えたいのですが、全部で27人とこちらも人数が多かったため、手早く挨拶していました。
↑そんな中でも、恒例となる町集合似顔絵と、町Minecraftの完成はきっちりお披露目されていました。
↑村長の坂本氏とご当地キャラの“ひのじゃがくん”も登場。「今日は出演者もお客も大変若い人が多くて、そのエネルギーをいっぱいいただきました。今日から檜原村は若者を愛する町に変わります。これからも檜原村にお出かけください! ありがとうございました!」と呼びかけて、深々と頭を下げていた。
↑その次は……! やってきました“町ボカニコ”タイム! 今回は八王子PとDJ'TEKINA// SOMETHING(ゆよゆっぺ)さんのダブルDJがやぐらの上に登って、ボカロ曲をつないでお客をアゲまくっていました。センターに向けて揺れるサイリウムの数がスゴい!
↑“Just Be Friends”、“FREELY TOMORROW”、“ハッピーシンセサイザー”などの人気曲が続いてテンションが高ぶってくると、もう出演者も来場者も関係なく、その場のみんなが音にノッて体を揺らしていました。さらに屋外というのが、気持ちよさを加速してくれます。
↑トラックステージの反対側では、円を組んで入れ替わりでヲタ芸を打つ人たちも。あっ、先ほど挨拶していた村長までサイリウムを振ってる!!
↑町ボカニコが始まってから、わずか20分ほどの間に日が落ちてきて、空もいい感じの演出に。八王子Pが「ぶっちゃけいっていい? この曲、さっき控え室でできました」と“Sweet Devil”で盛り上げたあとに……。
↑ゆよゆっぺさんが「僕は何回か町ボカニコを回ってきましたが、みんなのことをお客さんと思ってないから。同じニコニコ動画が好きな仲間だと思ってるので、ここに集まれたことを本当に誇りに思います」とアツくコメント。「全員みっくみっくにしてやるよこの野郎!」と、ラストの“みくみくにしてあげる♪”を流す。会場ではサイリウムが、生放送ではネギを模した「YYYYYYY」コメントがそれぞれ乱舞していた。
↑「ありがとうー!」と、観客に呼びかけるゆよゆっぺさん。あれっ、もう一度“みくみくにしてあげる♪”のイントロが!?「町会議ファイナル、ラストはやっぱりこの方でしょう!」との紹介に合わせて、いつの間にか閉じていたトレーラートラックが開いて……。
↑キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!! “ラスボス”こと小林幸子さんが降臨!
↑今年夏のコミケでも頒布したCDで、表題曲でもある替え歌“さちさちにしてあげる♪”を熱唱し、「みなさんこんばんわ。昨年は台風でみなさんにお会いすることができませんでした。とってもうれしいです」と挨拶。さらに泣ける歌詞の“J( 'ー`)し カーチャン”をしっとりと歌い上げて、来場者と視聴者の涙腺に“つうこんのいちげき”を加える。さすがラスボスの歌声。つよい(確信)。
↑MCでは「みなさんとあえて本当にうれしいです」と語りかける小林さん。百花 繚乱さんの「ラスボスもいいですが、みんなでさっちゃんって呼んでいいですか?」という提案で、客席から大声の「さっちゃーん」コールが起こる。それに「はーい!」と答えて、「うれしい、みんな本当にありがとう」と顔をほころばせる小林さん。
↑「宣伝乙で恐縮ですが」と前置きして、11月17日に開催するライブ“50周年記念 小林幸子in日本武道館 〜夢の世界〜”を、全編niconicoで生中継することを発表。「最初ラスボスといわれて、自分でもわからなかったんですが、調べてみて『衣装がラスボスっぽい』ということを知って、そう呼ばれるのも悪くないかなって」と語る小林さんに、「じゃあみんな声をからすつもりでいこうか」と百花 繚乱さんが応えて、来場者からの「ラスボスうううううううう」コールを巻き起こしていた。
↑そしてラストは“千本桜”。サビから歌いだしたあとに、いきなり傘が現れて……。
↑ステージでの早着替え! お見事です!!
↑みんなの大合唱で有終の美を飾ります。揺れるサイリウムが美しい。
↑ラスサビに合わせて出演者も登壇。百花 繚乱さんが「インターネットの“ニコニコ動画”というカオスなサイトが、なぜこうなってしまったのか。これもひとえにみなさんがニコニコ大好きだからです。改めて、お互い“ニコ厨”同士、大きな拍手を」と呼びかける。
↑ちなみに、こーすけさんが小林さんに頭をなでられて、観客から「キャー!」という声が上がっていました。
↑みんなでやぐら下のカメラを向いて、小林さんの「ニコニコー」というかけ声に全員で「ちょうかいぎー!」と叫んでエンドロールに突入。
↑生放送の最後の最後では、初めて集合写真を撮る様子を大公開。みなさんの笑顔が最高に素晴らしかったです。
↑終演後、全10会場を支えてきた運営さんに感謝の声がかけられます。本当にお疲れさまでした。
niconicoのおもしろさとは何か。その定義はもちろん人によって変わってくるだろうが、ひとつは“カオス”という言葉に集約できると思う。ここ数年、投稿された動画や配信しているユーザー生放送では、作り込みや技術的なスゴさで普通に感動させてくれるコンテンツが増えているものの、それでも「この人はなんでこんなことをやってるんだろう?」や「これって何の意味があるんだろう?」と疑問を感じさせるような迷作も見かける。
町会議も同じで、表向きは「みんなを楽しませよう」という気合いの入った出演者と、天候などのトラブルに臨機応変に対応できる運営チームのタッグがつくり上げた質の高いエンターテイメントなのだが、その芯にはカオスな部分が残っている。
各自治体の人にしてみれば、謎の“インターネットサービス”から「お祭りを一緒に開催しませんか?」という誘いがいきなり来てオーケーを出したら、なぜか数千人規模の若者がドッと押しよせて、偉い人の挨拶に諸手をあげて喜んでいる──というのは、まさに「どうしてこうなった」という気持ちだろう。
“ニコ厨”側にしても、地元のお祭りから偶然、町会議に流れてきた一般人が、大人数遊びで優勝してみたり、カラオケで歌ったり、ボカロ曲のDJに体を揺らしている姿を見ることで、自分たちが好きなものは、実は普段は関係なさそうな人も巻き込むほど楽しいパワーを持っていたと再確認できたはずだ。
そうしたカオスがリアルで生み出される瞬間を五感で感じられるのが、『ニコニコ町会議』という場になる。これは来場者が10万人を超える『ニコニコ超会議』や、数万人が足を運ぶ愛知や大阪の追加公演では味わえない、独自の体験だ。来年も『ニコニコ超会議2015』の開催が予告されているため、おそらく夏以降に町会議も実施するはずなので、ぜひリアルで目撃者になって、言葉に表現できない一体感を味わってほしい。
■関連サイト
・ニコニコ町会議2014全国ツアー 公式サイト
■お知らせ
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