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第4世代Core(コードネーム:Haswell)にR/H/U/Yシリーズが登場

2013年06月04日 15時00分更新

第4世代Coreプロセッサー

 インテル第4世代Coreプロセッサー(開発コードネーム:Haswell)に、BGAソケットを採用し、型番末尾に“R”が付く液晶一体型PC向けのモデルと、ノートPC向けでGPU性能が高めのHシリーズ、軽量薄型のウルトラブックやタブレット向けでチップセットをCPUパッケージに統合した、SoC(System On a Chip)版であるUシリーズとYシリーズが登場しました。先行発表となったLGA1150ソケット版は既報を参照していただくとして、今回はR、H、U、Yシリーズをご紹介します。

第4世代Coreプロセッサー

 Rシリーズで現在スペックが判明しているものはCore i7-4770Rのみ。TDP65Wの4コア/8スレッド動作で内蔵GPUはインテルIris Proグラフィックス5200を採用。LGAソケット版の第4世代Coreプロセッサーよりも3D描画性能が高く、インテルの資料によれば、3DMark11(Performanceテスト)で比べると、第3世代Coreからは約3倍も性能が向上しています。それもそのはずで、インテルIris Proグラフィックス5200はほかの第4世代内蔵GPU(インテルHDグラフィックス4600)のEU数20基に対して、EU数40基と倍になっているからです。ソケットはノートPC向けに採用されるBGAソケットになります。

第4世代Core Hシリーズ
第4世代Coreプロセッサー

 HシリーズはTDP37~47ワットのハイクラスCPUです。内蔵GPUも強力なものばかりなのが特徴。

第4世代Core Uシリーズ
第4世代Coreプロセッサー
第4世代Core Yシリーズ
第4世代Coreプロセッサー

 UシリーズとYシリーズはTDPが低いSoCモデル。第3世代のUシリーズと第4世代のUシリーズの比較資料では、バッテリー駆動時間が格段に向上しており、ウルトラブックのさらなる長時間駆動につながりそうです。なお、UプロセッサーにはCore i7-4558U、Core i5-4288U、Core i3-4158Uという隠し玉的な型番も存在する模様。

第4世代Coreプロセッサー

 YシリーズではSDP(シナリオ・デザイン・パワー)という、タブレットや液晶脱着式ウルトラブックなどの超薄型PCに関わる熱設計指標があり、SDP6ワットと驚異の省電力を実現。薄くても高パフォーマンスのタブレットやデタッチャブルウルトラブックが出ることを期待したいですね。

第4世代Coreプロセッサー

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