ノートPCやNUCは内蔵のグラフィック機能が貧弱なため、高負荷なPCゲームは諦めなければなかったが、SilverStone Technologyが年末発売に向けて開発中のThunderbolt接続VGAエンクロージャー『T004』を使えば、ノートPCやNUCでもハイエンドグラボが使えるようになる。
COMPUTEX TAIPEIの南港展覧館の会場で展示されていた開発サンプルのT004に搭載する電源ユニットはSFXタイプの450ワット。これでもハイエンドグラボを動かすことができるが、製品版ではトップクラスのグラボを動かすために、550ワット以上を搭載モデルの発売も予定している。製品担当者によると、現時点で最もハイエンドな『RADEON HD7990』も安定稼働させることができる製品として発売する予定だという。接続方式がThunderboltのため、通常デスクトップPCで接続するPCIエクスプレス3.0×16と比べてデータ転送速度が落ちる点については、「サンプルで我々が確認した限り、FPSでも致命的な遅延になっていない」とのことだ。
高さ430ミリと縦に長いため気軽に持ち運ぶことはできないサイズだが、この形も開発中ということなので発売時にはもう少し小型化されるかもしれない。
背面にはケーブルを出すための口が用意されている。
フロントパネルを外してグラフィックボードをセットする。電源ユニットも規格が合うものであれば交換可能になる予定。
NUCを空きスペースに置くことはできないか? と質問したところ、「現時点でその予定はないが、要望があれば随時開発に取り込んでいく」とのことだった。
(6月7日21:30修正)初出時メーカー名が誤っておりました。お詫びして訂正いたします。
■関連サイト
SilverStone Technology
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります