先週起こったソーシャルの話題を厳選してお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。今週はGoogleストリートビューが2ヵ国追加とまん○画太郎先生のLINEスタンプ登場など、ニュース全17本をダイジェストでお届け。1週間の流れをざっとチェックしよう。
■ヤフー2012年度決算は2桁成長の増収増益
ヤフーが2013年3月期通期(2012年4月1日~2013年3月31日)および第4四半期(2013年1月~3月)の連結決算を発表。通期売上は前年度比13.5%増の3429億8900万円、営業利益は同12.9%増の1863億5100万円、経常利益は同12.8%増の1886億4500万円、純利益は同14.4%増の1150億3500万円と、6年ぶりにすべて2桁成長で16期連続の増収増益を果たした。広告売上高の増加やプレミアム会員収入、有料デジタルコンテンツの販売増などが売上増につながった。(関連サイト)
■Twitter、二段階認証導入に向けテスト中
アカウントの乗っ取り事件が多発しており、2月には25万件を超えるパスワードリセットを行なうなど、セキュリティー強化が急務となっているTwitterだが、米Wiredによると、近日中の導入に向け社内で二段階認証のテストを行なっているという。2つ目の認証手段については明らかになっていない。
■Googleマップのストリートビューに新たに2ヵ国が追加
追加されたのは中央ヨーロッパのハンガリーと、南部アフリカのレソト。ハンガリーでは“セーチェーニ温泉”や“くさり橋”などの観光地、レソトでは雄大な湖やプロテスタント教会などを見ることができる。この2ヵ国の追加で閲覧可能な地域は50ヵ国となった。(関連サイト)
■人気キャラクター続々登場、LINE新スタンプ
今回のLINE新スタンプは『ペリー/エージェントP』、『とっとこハム太郎』、『新ナニワ金融道』、『楳図かずお 絶叫なのら~!』、『絶叫!萌える!まん○画太郎』、『猫のプライベート・第3弾』の6種類。画太郎先生の登場を心待ちにしていた人も多いのではないだろうか。(関連サイト)
■TumblrのiOSアプリがアップデート。SNS共有機能を追加
UIの変更以外に、iOSに統合されたTwitterやFacebookへの共有機能や、InstapaperやPocketなど後で読む系アプリとの連携機能などが追加された。また、あわせて広告表示も開始されている。バージョンは3.3.1。(関連サイト)
■Android版 Facebook メッセンジャーがアップデート
Facebook Homeの発表と同時にチャットヘッドなどの新機能を追加したFacebookメッセンジャーだが、iOS版に続きAndroid版でもLINE風のスタンプ(Sticker)が使えるようになった。現在は無料キャラのみだが有料でも購入できるようになるようだ。日本ではまだ対応していないようだがAndroid 2.2以降のバージョンで順次対応するとのこと。
■NHKオンデマンド専用iPhoneアプリが登場
PCで提供されているNHK番組動画の有料配信サービス『NHKオンデマンド』のiPhoneアプリが公開された。視聴に特化されているためPCより軽快な動作で視聴できるが、会員登録や番組購入はPCで行なう必要がある。ジェスチャーによるログインや、PCで途中まで見た番組を続きから観られるレジューム機能、SNS連携機能などが用意されている。(関連サイト)
■Facebookページ管理者用の“ページ”をリニューアル
Facebookページ運用者向けにつくられたアプリ“ページ”がアップデート、一般表示と管理者用ページをワンタップで切り替えられる他、画面デザインが一新された。現在対応しているのはiOSアプリとモバイルブラウザ版だけだが、Android版もまもなく提供される。(関連サイト)
■Google、ニュースフィードアプリ『Wavii』を買収か
TechCrunchによると、Googleはシアトルにあるニュースフィードアプリ運営会社“Wavii”を買収した模様。先日、米Yahoo!が買収したSummlyと同様、自然言語処理を用いた記事の要約が得意とされており、Google NowやGoogle Newsなどにその技術が利用されるのではないかと予想される。(関連サイト)
■スマホ向けソーシャルECサービス『Origami』サービス開始
『Origami』は有名ショップ・ブランドやFacebookの友人をフォローすることによって自分の趣味嗜好にあった商品を見つけることができるソーシャルECサービス。サービス開始とあわせてKDDIやDACと資本提携し、5億円の資金を調達したことも話題になっている。現在はiPhone版アプリのみだが、Android版とPC版も後日提供開始される。(関連サイト)
■日本語版創刊とあわせて“ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン”設立
米ブログニュースサイト“The Huffington Post”は朝日新聞と共同で、5月7日に創刊する日本語版“ザ・ハフィントン・ポスト”の運営会社となるザ・ハフィントン・ポスト・ジャパンが設立した。CEOには朝日新聞社の小野高道編集担当補佐兼デジタル事業担当補佐が就任。東京千代田区にオフィスを置き、約10人のスタッフで運営するという。
■『Facebook Home』が50万ダウンロード
4月12日にリリースされた『Facebook Home』が、リリースから10日後に50万ダウンロードを突破した。対応機種が限られているためか比較的ゆるやかなペースだが、評価はひとつ星が圧倒的に多く平均も2.2と低いのが気になる。
■『Google Earth Pro』が7.1にアップデート
企業向けに地理情報システム(GIS)のインポートや高解像度印刷など高度な機能な追加した有料パッケージ『Google Earth Pro』がアップデートを行なった。今回追加されたのは、任意のポイントからの視界をレンダリングできる可視領域ツール(Viewshed tool)や、地図に細かな注釈を付けたりできる高機能な印刷機能など。(関連サイト)
■米Yahoo!、iOS版『Yahoo!』アプリ更新し、買収したSummlyの要約技術をさっそく活用
米Yahoo!はiOS版『Yahoo!』アプリの3.0を米国で公開。わずか1ヵ月前に買収した英Summlyの自然言語アルゴリズムと機械学習技術を組み込み、ニュースを要約して表示する機能が実装されている。また、動画と画像検索やニュースのパーソナライゼーションについても改良が加えられている。(関連サイト)
■Amazon、音声認識アプリ『Evi』を買収
米Amazonは音声認識アプリを開発する『Evi』を2600万ドルで買収していたことがわかった。スマートフォン市場参入への布石との憶測が盛り上がっているが、単にKindleに音声認識機能を実装するためかもしれない。
■米Amazonがネット広告に本格参入、セットトップボックスの発売も
膨大な顧客データを持ちながら広告事業には消極的だった米Amazonだが、先ごろ購買データをもとにしたターゲット広告の販売を開始し、注目を集めている。また、米Bloombergの記事によると、今秋にはテレビに接続してインターネット経由で映像コンテンツを購入、視聴するセットトップボックスの販売を始めるとのことだ。
■ガンホー株価高沸、時価総額1兆円を超える
人気ゲーム『パズル&ドラゴンズ』を運営するガンホーは、カナダでのAndroid版リリースなどの影響もあり株価が急騰。4月24、25日に2日連続ストップ高を記録し、一時的には100万円突破した。また、時価総額も1兆円の大台を突破、GREEやDeNAを抜き去り全市場で80位となった。
■著者紹介-田口和裕
ソーシャルの話題を常に追いかけている“ソーシャルライター”。Facebookで、ソーシャルの関連の話題を追いかける“ソーシャルメディアニュースクリップ”(関連サイト)を運営。
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