毎週厳選したソーシャルの話題をお届けする週刊ソーシャルニュース(WSN)。トップニュースの詳細な解説は、週刊アスキー 2013年4月30日号(4月16日発売)の連載ページ“ネット早耳かわら版”にて掲載。
■ヤフーに不正アクセス発生、ユーザー情報127万件抽出も持ち出された形跡はなし
ヤフーは4月4日"Yahoo! Japan"のサーバーに不正アクセスがあったと発表。127万件のユーザー名やパスワード、メールアドレスを抽出したファイルが作成されるも、持ち出される前にシステムを強制停止し、不正アクセスを遮断した。
■commに新機能“グループプロフィール”、最大300人が参加できるグループをつくれる
参加中のグループはプロフィールページに表示される。現在Android版のみの提供、iPhone版は4月中の実装を予定。
■台湾の人気音楽サービス『KKBOX』が上陸、月額980円で100万曲以上を聞き放題に
KDDIが提供してきたau向けサービス『リスモ アンリミテッド』をベースに、名称変更のうえ、マルチキャリア対応となる。
■LinkedIn、企業や個人に返信できるコメントメンション機能を実装
Twitterのように記号を付けることなく名前の入力だけでメッセージ送信が可能。ただし無料会員は知人のみという制限がある。
■国際的ハッカー集団Anonymous、北朝鮮の公式アカウントを攻撃
すでにTwitterとFlickrのアカウントをハッキングしており、同国をからかったサイトへのリンクが掲載されている。
■Twitterの“トレンド”機能に160都市が追加
Twitterで多くの人に話題にされているキーワードを抽出して表示する機能“トレンド”は、都市名を設定することにより、ローカルで局地的な話題をチェックしやすくなる。そこで選べる都市名が世界中で160ヵ所が追加された。日本では今まで東京、大阪など15都市が登録されていたが、今回新たに新潟、相模原、埼玉、浜松、岡山、熊本が加わり、合計21都市になった。
■Facebookメッセンジャーでスタンプを使えるアプリ
Picklesは、Facebookメッセンジャーと連携し、会話内でメッセージやスタンプを送りあえるiOS用チャットアプリ『スタンプメッセンジャー』を公開。スタンプは88種類用意されておりすべて無料。なお、Android版は近日公開予定。
■LINEがコミック配信サービスをスタート
LINEは秋田書店、講談社、集英社、小学館など50社以上の出版社、レーベルの約3万冊を取り扱うスマートフォン向け電子コミック配信サービス『LINE マンガ』を公開した。今後も毎月1000作品以上を追加し、タブレット端末への対応も行なっていくという。
■『Flipboard』の新機能“マイ・マガジン”が、発表2週間で50万を突破
3月末にアップデートされた『Flipboard』の目玉新機能であるマガジンの作成機能を使い、2週間で50万以上の“パーソナライズド・マガジン”が発行された。Flipboardによるとユーザーの50%がこれらの個人雑誌を購読しているという。また、個人だけではなくEsquireやRolling Stoneといった既存メディアが作成したものもある。
■LinkedIn、ニュースアグリゲーションアプリの『Pulse』を買収
『Pulse』は登録したブログやニュースサイトのRSSフィードや、ソーシャルメディアのフィード、700を超えるパブリッシャーのコンテンツを閲覧できる。現在190ヵ国以上に3000万人超のユーザーがいる。買収後PulseのスタッフはLinkedInに移り、既存アプリのサポートを継続しつつ、LinkedInのコンテンツ配信環境の構築に取り組んでいくという。
■ヤフー、スマホ向け電子チケット販売サービスを開始
サービス名は“PassMarket”。チケットを購入するとQRコードが発行されるので、ユーザーはそれを会場の受付けに提示するだけで入場できる。支払い方法はクレジットカード及び“Yahoo!ウォレット”。今後はコンビニ決済やキャリア決済にも対応する。
■FacebookやGoogleなどテック系企業が政治活動団体“FWD.us”を創設
“FWD.us”は特定の政党とのつながりはなく、移民制度を改革し海外の人材導入の障壁を下げること、国内起業家の海外流出を防ぐことなどを目指す政策ロビー団体。メンバーにはFacebookのマーク・ザッカーバーグ、LinkedInのリード・ホフマン、Googleのエリック・シュミット、Yahooのマリッサ・メイヤー、Dropboxのドリュー・ヒューストンなどそうそうたるメンバーが含まれている。
■Google、自分の死後のアカウントの処理をあらかじめ指定できるツールを発表
アメリカでサービスが開始された『Inactive Account Manager』を使うと、指定した期間(3、6、9、12ヵ月)内にアカウントにアクセスがなければ、『Gメール』のメッセージ、『Googleドライブ』のファイル、“Google+”のデータなどの個人データを、信頼できる家族や友人に託す、もしくは完全に削除できる。
■Facebook、日本でもセキュリティーソフトの無料配布を開始
Facebookは、米国で先行オープンしていた“AV Marketplace”に日本語を含む7つの言語を追加、Windows、Mac、モバイル向けのセキュリティーソフトをダウンロードできるようになった。ラインアップには『avast!』、『AVG』、『Avira』などの無料のものや『カスペルスキーインターネットセキュリティ』、『Webroot セキュアエニウェア アンチウイルス 2013 PC 版』などが半年間無料で利用できる試用版が含まれている。なお、ダウンロードするには各ソフトに“いいね!”する必要があり、ひとつのソフトをダウンロードすると他の製品をダウンロードできない。
■Facebook、有料メッセージ機能を日本でもテスト
Facebookではつながりのないユーザーからのメッセージは“受信箱”ではなく“その他”に振り分けられ、通知されないようになっており、友だちではない相手に対しても有料で“受信箱”に届くようにするサービスが世界中で進められているが、最近日本でも一部ユーザーを対象にテストが始まったようだ。相手との関係や人間度によって異なるが費用は1通102円~1525円、正式なサービスになるかはまだ未定のようだ。
■Google PlayストアアプリのUIがリニューアル
リニューアルは昨年3月以来。全体的に画像のサイズが大きくなり、同種のテーマのコンテンツがグループ化されるようになった。また、画面上部には従来あったノンジャンルの“おすすめコンテンツ”ではなくカテゴリーが表示されるようになり、コンテンツが探しやすくなった。購入までのプロセスも簡略化され、レンタルビデオなどの使い勝手も向上している。Android2.2以降の端末に対応。提供は4月9日より開始しており、数週間で全ユーザーに行き渡る。
■TumblrのAndroid版アプリがアップデート
新しいアプリはUIが全面的に改良されているほか、新しく用意された“Post anything”画面では、画像、動画、引用、チャット、リンク、テキストなどをワンタップで共有できるようになっている。また、 下書きの保存、予約投稿、ツイート連携のカスタマイズ、などの管理機能も行えるようになった。複数ブログの管理も可能だ。
■VineがApp Storeの無料部門でトップに
Twitterが提供するiPhone向け動画コミュニケーションアプリ『Vine』が、米App Storeの無料アプリ部門でトップになった。ゲーム以外がトップになるのはめずらしい。
■週刊アスキー 連載ページ『ネット早耳かわら版』
リニューアルしてパワーアップしたネット情報満載の連載ページ。SNSを使いこなすテクニックやウェブアプリやサービスの紹介、ソーシャルメディアの話題など、盛りだくさんの4ページでお届けしている。
■著者紹介-田口和裕
ソーシャルの話題を常に追いかけている“ソーシャルライター”。Facebookで、ソーシャルの関連の話題を追いかける“ソーシャルメディアニュースクリップ”(関連サイト)を運営。さらに本連載や『ネット早耳かわら版』では注目のソーシャルニュースがよくわかる解説を行なう。
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