昨年に引き続き出展しているドコモ。基本的には国内で行なっているサービスや技術デモの展示となっており、日本人としては目新しさはないのですが、気になる展示が2つほどありました。
海外メディアには新鮮? |
ひとつ目は、スマホのカバーに各種センサーを取り付けた『Sensor Jacket』。すでにCEATEC JAPANにて、口臭やアルコール臭をチェックする『Bless Sensor』と、体脂肪を計測する『Body Fat Sensor』は紹介されていましたが、今回新たに気温や湿度などを検知して天気を予想する『Weather Sensor』が追加されました。
3種類のSensor Jacketを展示 |
↑CEATEC JAPANで紹介されていたものとあわせて、3種類のジャケットを展示。 |
Bless Sensor |
↑臭いをチェックするセンサーを搭載し、口臭やアルコール臭などを検知できます。 |
派手な背面 |
↑基本的にはジャケットなので、デザインも凝っている。 |
接続はおサイフ機能で |
↑ジャケットには端末との接続端子はなし。給電やデータの送受信はおサイフケータイの機能を使って行なわれます。 |
Body Fat Sensor |
↑ジャケットの両サイドにセンサーが付いていて、指で挟むと体脂肪が計れます。 |
痩せます…… |
↑自宅の体重計で計測している数値とほぼ同じでした。ええ、私の2割は脂肪ですよ。 |
発表済みの2モデルはセンサーなどがジャケットに組み込まれており、機種変更などを行なった際に利用できなくなってしまいます。
そこで『Weather Sensor』では、ジャケットからセンサー部分を取り外せるようにして、機種変更した場合でも、ジャケット部分だけ買い換えれば引き続き使えるわけです。
Weather Sensor |
↑ジャケットからセンサーを取り外せるようになったので、機種変更などにも対応できるようになりました。 |
センサーが取り外し可能 |
↑センサー部分だけ独立しているので、取り外してほかのケースへと装着可能。 |
もうひとつの気になる展示は、ドコモとNEC、パナソニックモバイルコミュニケーションズ、富士通が共同で開発しているベースバンドチップ、通称“サクラチップ”の最新モデル。すでに24日に発表はされていましたが、実際のお披露目はこのMWCが初。
前モデルでは3GとLTEは別々のチップでしたが、最新モデルではワンチップに集約。これにより省電力化が図られ、LTEでの通信時は1.45倍もバッテリー持続時間を延ばせるとのことです。
新サクラチップは1つに集約 |
↑1つのチップにLTEだけでなく、GSM、W-CDMA、HSPA+も集約。 |
バッテリーが長持ち |
↑待機時は1.25倍、LTE通信時は1.45倍とロングライフ化されています。 |
現行のサクラチップは『ARROWS X LTE F-05D』に搭載されており、ブースではこの端末のチップを最新モデルに換装して実験が行なわれていました。
LTE端末全般に言えることですが、バッテリーのもちがいちばんの不満点。この新サクラチップを搭載した端末は年内にリリースされる予定とのことなので、搭載モデルが発売されたら、実際にテストしてみたいところです。
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