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MWC2012:クアッドコア機を強力推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

2012年02月29日 20時00分更新

 ファーウェイブースではMWC2012で発表したクアッドコアCPU搭載のスマートフォンやタブレットの展示が行なわれていた。

最新製品の展示で賑わうファーウェイブース
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 ファーウェイブースはスマートフォンとタブレットのみを展示。クアッドコアCPU搭載モデルや世界最薄製品など、話題性の高いスマートフォンが一堂に並べられていた。

ショーケース内に展示されているMediaPad 10 FHD
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ
クアッドコアCPU&1920×1200ドットのディスプレーを搭載
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 最も注目を浴びていたのがタブレットの最新製品、MediaPad 10 FHDだ。CPUはクアッドコア1.5GHz、ディスプレーは10インチ1920×1200ドットの超高解像度のものを搭載している。

 OSはAndroid 4.0。展示はショーケースのなかに入れられ実機に触れることはできなかったが、製品は動作モデルであるとのこと。

 対応通信方式はLTE/W-CDMA/GSMで、周波数は未定。LTEは最大84Mbpsの通信速度に対応。

 発売時期は2012年第2四半期で、早ければ4月にも発売されるとのこと。

来場者の人気が高いAscend D quadの展示コーナー
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ
クアッドコアCPU搭載のAscend D quad
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 MWC2012で新製品発表会も行なわれた、1.5GHzクアッドコアCPU搭載のAscend D quadの展示コーナーも来訪者が終始絶えなかった。

 展示されていたのはバッテリー容量1800mAhのAscend D quad。なお同時に発表されたバッテリー容量2500mAhのAscend D quad XLの展示は行なわれていなかった。

背面に8メガピクセルカメラを搭載
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 主なスペックは、4.5インチ1280×720ピクセルディスプレー、8メガピクセルカメラ、5.1チャンネルのサラウンドシステムなど。

 本体サイズは129×64×8.9ミリ。OSはAndroid 4.0。対応通信方式はW-CDMA850/900/1700/1900/2100MHzとGSM850/900/1800/1900MHz。W-CDMAの5バンド対応スマートフォンは他社にはなく、Ascendシリーズのアドバンテージであるとのことだ。

 発売は2012年第2四半期の予定。

Ascend D lteはLTE 4バンドに対応
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ
LTEのモード選択メニュー(※開発中)
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 LTEに対応するAscend D lteの展示も行なわれていた。こちらは同じAscend Dシリーズながらも、LTE対応によりCPUがSnapdragon (デュアルコア、1.5GHz)に変更されている。

 OSはAndroid 4.0。LTEは800/2300/1800/2600MHzのクアッドバンドに対応、W-CDMAは900/2100MHz、そしてGSM850/900/1800/1900にも対応する。マルチバンドLTE対応ということで多くの国で利用できる。

 発売は2012年第3四半期の予定。

ミッドレンジクラスのAscend G300
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ
本体はカジュアル感のある質感
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 新製品発表会で詳細な説明はされなかった新製品、Ascend G300も展示が行なわれていた。ファーウェイのスマートフォンブランド“Ascend”は、最上位のD(Diamond)、その下のP(Platinum)、そしてそれに続くG(Gold)、さらにはエントリー向けとなるY(Young)の4つのラインアップで構成される。

 G300は“Great Paformance,Great Value”を目指したミッドレンジモデル。CPUは1GHzのシングルコア、ディスプレーは4インチ800×480ピクセル、カメラは5メガピクセル。

 本体サイズは122.5×63×10.5ミリ。OSはAndroid 2.3。通信方式はW-CDMA900/2100MHzとGSM。価格は200~250ユーロ程度と安価に設定される予定。

CES2012で発表された世界最薄のAscend P1S
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LTE対応のP1 lte
MWC2012:クアッドコア機を強力に推進しハイエンド市場に乗り出すファーウェイ

 このほかにもCES2012で発表された世界最薄の6.69ミリを実現したデュアルコアCPU搭載のAscend P1Sや、そのLTEバージョンであるAscend P1 lteの展示も行なわれていた。

 両製品の発売時期は2012年第2四半期から第3四半期にかけてとのこと。

竹子のおまけコーナー(1)

 Ascend(上がる、登るの意味)に合わせてか、MWC会場の庭園内にはライジングホースのオブジェが。これ、スマホでつくられているんです。

MWC Huawei
↑ファーウェイのスマホを並べて形作られたオブジェ。会場の建物に溶け込ませるこのセンス、脱帽です。

竹子のおまけコーナー(2)

 MWCは商談の場であるので、そのためのスペースが設けられています。ファーウェイはブース内ではなく、広いMWC敷地内の別スペースに体育館並みの建物を用意していました。

MWC Huawei
↑展示ブースとは別に用意された、ファーウェイの商談スペース。体育館ほどの大きさのドーム。これだけでもファーウェイの猛烈な勢いを感じました。

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