※3月1日 撮影サンプルを追加しました。
MWC前日のプレスカンファレンスでHTCが発表した、新しいAndroidスマホのシリーズ『HTC One』。発表会でカメラ機能の説明がやけに長く、記者達の間では「まるでカメラだけが特徴みたいじゃないかorz」などと嘆きにも近い声が聞こえました。私もそう思っていました。
しかしスミマセン。MWC会場のHTCブースで実機を触ってみたら、マジですごかったんです。この気合いハンパありません。
↑HTCのブースはサムスン、LG、ファーウェイ、ZTEなどいわゆるアンドロイド陣営とは異なるホールにありました。どうしてざますか? |
ブースではBeats Audioの体験コーナーあり、カーステレオにつないで試聴するコーナーあり、と一見音質推しですが、一角に新端末での撮影体験コーナーもありました。
↑小窓の向こうの暗い部屋にあるビンを撮影する、という趣向。悪条件でどのような写真が撮れるか体験できます。 |
まず、静止画と動画の切り替えボタンの上にある“○”ボタンをタップすると、各種のエフェクトが現われます。
↑静止画用の各種エフェクトを用意。常時右上に表示され、すぐオンにして撮影できます。 |
↑エフェクトは背景をぼかす、濃度を反転させる(ネガ)、ビンテージ風にする、モノトーン、セピア、グレースケールなど13種類。
↑エフェクトのうちのひとつ、ドット化を試した例。効果は瞬時に適用され、変換の時間などは不要。 |
ホワイトバランスなど、最近のスマホのカメラ機能として一般的なものは備えています。そのほか……
↑画像のサイズは5種類から選べる。 |
↑動画の解像度も320×240ドットからフルHDまで5種類。 |
↑撮影後ディスプレーに表示する時間。 |
↑露出、コントラスト、彩度、シャープネスなども設定可能。 |
↑ISO感度は最大800。 |
↑もち、ホワイトバランスも設定できます。 |
↑シャッターボタンを押し続けて連写するときの上限を、無制限か上限20枚から選べる。 |
↑顔認識、笑顔認識、16:9での撮影、ジオタグの付加などの機能あり。 |
↑動画撮影時の手ぶれ補正、ステレオ録音に対応。 |
↑シーンモードとして、HDRやパノラマ、ポートレート、マクロ、ローライトなどを用意。 |
↑撮影時のグリッド表示、シャッター音の消去、撮影画像の自動アップロード機能もある。 |
↑撮影写真の自動アップロード先は、FaceBookとFlickrの2つ。 |
↑実際に試したら、FaceBookにしれーっと撮影画像がアップされてました。 |
特に気に入ったのがFacebookへの自動アップロード機能。ふだんから写真はFacebookにアーカイブするようにしているので、個人的にすごく重宝しそうです。
1枚目の撮影までデジカメ並みの0.7秒、と発表会で紹介されてましたが、実際に使ってみると確かに速い。連写も目の前で見ると「まるでデジカメじゃん」と感心します。
実際にHDRで撮影したサンプルがこちら。
HTC One X HDRでの撮影サンプル |
iPhone 4S HDRでの撮影サンプル |
いかがでしょ?
HTC One Xのほうが、iPhone 4Sよりハイライト側のダイナミックレンジが広がっていることがわかります。
[おまけ1]プレスカンファレンスで見られなかった『HTC One V』がひっそり展示してあるのを発見。本体の下部が前方にせり出した形状は以前からありましたが、エッジのきいたカッティングとグレーの質感がめちゃくちゃカッコいいと思います。ハイスペックなモデルでもこういったデザインをぜひ採用してほしいなぁ。
[おまけ2]『HTC One X』と『HTC One S』はバッテリーカバーを開けられないんですね……。開けられる部分は開けちゃいたい派なので、背面の上部カバーだけペロッとめくってみました。マイクロSIMスロットを見つけました。
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