アンドロイドタブレットの『Eee Pad Transformer』をリリース中のASUS。MWCのプレスカンファレンスで、まずはこのEee Pad Transformerというブランド名を“Transformer Pad”に変更すると発表。さらに、現行の『Transformer Pad Prime 201(旧Eee Pad Terarnsformer Prime 201)』に、『Transformer Pad Infinity 700series』と『Transformer Pad 300series』の新ラインアップを追加しました。
『Transformer Pad Infinity 700series』は Transformer Padシリーズのハイエンドモデル。液晶サイズは10.1インチとほかのモデルと同じだが、解像度が1920×1280ドットと高精細なのが特徴。
WUXGA解像度でフルHDに対応 |
↑10.1インチながら1920×1280ドットの高解像度。フルHDの映像が楽しめます。 |
ASUSらしいデザイン |
↑天板は同社のUltrabook『ZENBOOK』と同じ同心円状のヘアライン仕上げ。 |
厚さは8.5ミリ |
↑本体の厚さは8.5ミリ。iPad2が8.8ミリなので、よくここまで頑張りました! |
モデルとしてはWiFi版と3G/LTE版がラインアップ……なのですが、この2モデルそれぞれCPUが違い、WiFi版はクアッドコアのTegra3(1.6GHz)。一方の3G/LTE版がデュアルコアのSnapdragon S4 Krait(1.5GHz)となっています。
もし両モデルとも日本で発売されたとしたら、CPUとLTEどちらの高速性能をとるか悩むところですね。
【SPEC】
○OS:Android 4.0
○ディスプレー:10.1インチスーパーIPS液晶(1920×1280ドット)
○CPU:WiFi版/Tegra 3 T33 (1.6GHz、クアッドコア)
3G/LTE版/Snapdragon S4 Krait (1.5GHz、デュアルコア)
○メモリー:1GB
○ストレージ:32/64GB
○カメラ:メイン/約800万画素、インカメラ/約200万画素
○サイズ/重量:263 (W)×8.5(D)×180.8(H)mm/約586g(タブレット部)
一方の『Transformer Pad 300series』は価格を399ドルに設定したエントリーモデル……なのですが、搭載CPUはクアッドコアとコストパフォーマンスは良好。
デザインは一緒 |
↑ パッと見はInfinity 700seriesと同じ。ほとんどノートPCですな。 |
赤もあるよ! |
↑300seriesはブルー、ホワイト、レッドのカラーバリエーションを用意。レッドはパームレストなども天板と同色でいちばん派手。 |
300seriesにもLTE版が用意されるとのこと。キャリアとの契約次第では、おトクにタブレットを入手できそうです。でも、日本での発売は未定。っていうかMWCって「日本でも出ます!」って言ってくれるメーカーはほとんどないんですよね……。
【SPEC】
○OS:Android 4.0
○ディスプレー:10.1インチ(1280×800ドット)
○CPU:Tegra 3 T30L (1.2GHz、クアッドコア)
○メモリー:1GB
○ストレージ:16GB
○カメラ:メイン/約800万画素、インカメラ/約120万画素
○サイズ/重量:263 (W) ×9.9(D) ×180.8(H)mm/約635g
そして、ついに発売時期が発表されたのが、スマホとタブレットを合体させて使える『PadFone』。昨年6月のCOMPUTEX台北で正式に発表されて以来、待ちに待たされましたが、ついに4月に発売になります。
LTE版もある |
↑3G版は4月に発売。さらにLTE版も夏頃の発売を予定している。 |
しかも、昨年の発表時にはスマートフォンとタブレットの合体だけでしたが、さらに合体機能が強化。ほかのTransformer Padシリーズ同様、キーボードとの合体も可能になりました!
バッテリーは9倍に |
↑スマートフォン、タブレット、キーボードすべてにバッテリーが搭載されており、全部合体するとスマホ単体の9倍のバッテリー容量になるとのこと。 |
PadFoneの本体 |
↑合体機能のコアとなるスマホ部分。ディスプレーは4.3インチ(960×540ドット)で一般的なスマホと同じサイズ。 |
丸いヘアライン |
↑PadFoneの背面も同心円状のヘアラインを採用。 |
PadFone Station |
↑タブレット部分は10.1インチ(1280×800ドット)の液晶を搭載。重量は724グラムとやや重め。 |
スマホは背面にセット |
↑PadFone Stationとの合体は背面にはめ込むだけ。どちらも起動させたままでオーケーだ。 |
キーボードもついた! |
↑1年前の発表にはなかったキーボードが用意された。合体の合体でスーパーロボット並み。 |
さらにタッチペンも |
↑キーボードだけでなくタッチペンも周辺機器として追加。しかも、このペンにはマイクとスピーカーがついていて、ハンドセットとしても使用可能。 |
ハッキリ言ってキワモノガジェット以外の何もでもないPadFone。こんなおもしろいガジェット、ぜひとも日本でも発売してもらいたいところです。
【SPEC】
●PadFone部
○OS:Android 4.0
○ディスプレー:4.3インチ(960×540ドット)
○CPU:Snapdragon S4 (1.5GHz、デュアルコア)
○メモリー:1GB
○ストレージ:16GB、32GB、64GB
○カメラ:メイン/約800万画素、インカメラ/約30万画素
○サイズ/重量:128 (W)×9.2(D)×65.4(H)mm/約128g
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