ユーザーが検索エンジン経由でサイトにアクセスすると、運営側はどんなキーワードを使ってそのサイトにたどり着いたのかを知ることができます。この“検索キーワード”は、サイトに掲載するコンテンツをつくっていくときに無視できないデータです。なぜなら……。
上位の検索キーワードは、“ユーザーが検索したくなるような旬のテーマ”を教えてくれるからです。
たとえば、計測期間を直近の一週間に設定し、上位にランクインした検索キーワード“vaio x”があったとします。それ以前に“vaio x”でサイトに到達したユーザーがいなければ、最近掲載した“vaio x”を含むコンテンツに検索エンジンが反応したことになります。
もちろん、このデータを効果的に使うためには、あらかじめサイトのにいろいろな内容のコンテンツを用意しておくことが必要です。
以下は週刊アスキーPLUSに検索エンジン経由で訪問したユーザーの検索キーワード上位20位のデータ(一部抜粋、計測期間:9月1日~9月30日)です。
週アス連動の公式サイトなので“週刊アスキー”や関連用語が並ぶのは当たり前として、iPhoneアプリ関連や“vaio x”、“viliv x70”といった製品名が上位にランクインしていることがわかります。
ちょっと分析してみましょう。キーワードと紐づいた平均PVをチェックします。“iPhone アプリ レビュー”という検索キーワードで週アスPLUSを訪問したユーザーは、なんと平均で6.51ページも閲覧しており突出しています。検索経由で訪問したところ、本サイトのiPhoneアプリレビュー連載を気に入ってくれて、ほかのアプリもチェックしたのでは? という仮説が立てられそうです。
また、こちらの表では省略しましたが、各キーワードにはセッション数や滞在時間といったデータも付帯しています。サイト運営側はこうしたデータを組み合わせてユーザーニーズを分析しつつコンテンツをつくっているわけです。
個人サイトやブログを運営している方は、ぜひキーワードを分析してみてはどうでしょう。自分では思いもよらなかったテーマが注目されているかもしれませんよ。
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