第244回
GeForce RTX 2080 Ti FEとTITAN Vと徹底比較
TITAN RTX検証、32万円超のグラボは本当に最強にして最速なの?
2019年01月17日 17時40分更新
2018年12月4日、NVIDIAはTuringアーキテクチャーを利用した「TU102」ベースの開発者&エンスージアスト向け超ハイエンドGPU「TITAN RTX」を発表した。2018年初秋に発売したGeForce RTX 2080 Tiと同じTU102コアを利用しているが、RTX 2080 Tiは一部CUDAコアやメモリーコントローラーなどを削ることでコストダウンしている。それに対してTITAN RTXは制限なしのTU102で、さらにVRAMはGDDR6 24GBの超ハイスペック仕様となっている。
TU102のフルスペック仕様と言えば、業務向けの「Quadro RTX 6000」が存在するが、業務用製品だけに国内価格にして税込み約70万円と、とても手の届かない値段設定になっている。しかし、TITAN RTXは菱洋エレクトロが代理店となり、同社直販サイトで税込み約32万円、3年間の保証付きと非常にお買い得だ。自作PCユーザーがゲーミング用途で手にできるGPUとしては紛れもなく現在最強&最速となる。
筆者は1年前のTITAN Vに引き続き、TITAN RTXの入手に成功した。果たしてTuring世代最強のGPUは、既存のRTX 2080 Ti Founders Edition(以降FEと略)や1世代前のTITAN Vに対してどの程度の性能差があるのか? 様々なベンチマークを通じて検証していきたい。
設計そのものはRTX 2080 Ti FEとまったく同じだが、テーマカラーとロゴが異なる。TITAN Xp(CE除く)までは一部刻印をGeForceのまま使いまわす事が多かったが、TITAN V以降はしっかり作り込むようになり、プレミアム感がアップした。
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