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“肉のエアーズロック”の「大木屋」初のカフェ

予約の取れないもんじゃ屋が「鉄板焼カフェ」開業!ハンバーガーめちゃうま

2017年03月31日 11時20分更新

 ごきげんよう、アスキーの肉好き系むっちりナベコです。“肉のエアーズロック”で肉好きには有名なもんじゃ焼き屋「大木屋」が新しくカフェを展開。世にも珍しい「鉄板焼きカフェ」というコンセプトなのですが、どういう食事が出るのでしょうか。記者が体験してきましたよ。

“肉のエアーズロック”が新たにカフェをスタート

 大木屋を運営する株式会社オオキはIRON PLATE CAFE 「Sapling」を3月25日、渋谷神南にオープン。“IRON PLATE”とは鉄板のことですね。店名の“Sapling(新芽)”には“大木”に育ってほしいという思いがあるそうです。

名物はステーキなど鉄板焼き料理を挟んだ「フレンチバーガー」。

 メインメニューは、肉のエアーズロックと称されるリブロースステーキ、特製メンチカツなどをフレンチトーストで挟んで仕上げた「フレンチバーガー」。代表の大木康弘氏がヨーロッパでの料理修行経験から着想を得て作り上げた、まったくオリジナルのハンバーガーです。

「フレンチステーキバーガー プレーン」(1380円)

 「甘いフレンチトーストとステーキなどの鉄板焼き料理は相性が良い」と大木氏が自信をもって打ち出します。フルーツやクリームをフレンチトーストでサンドしたオリジナルのスイーツも揃えています。

肉のエアーズロックとは800gの塊肉を目の前で焼き上げてくれる「大木屋」の名物料理。フレンチステーキバーガーにも同様の肉を厚切りで挟んでいます。

 一番のポイントはフレンチトースト。フレンチバーガーにちょうど良い風味、食感にするため開発に1年ほど費やしたとのことでした。また、フレンチバーガー、スイーツで同じ生地を使用するため、調整に時間をかけたそう。カフェという業態のため、オペレーションをスムーズにするべく、主要な素材を統一させるというねらいがあったといいます。

独自のフレンチトーストを開発するために約1年費やしています。

 スーパーフードの“アマランサス”(ヒユ科の植物で、「スーパーグレイン」と呼ばれ注目されています)をフレンチトーストの生地に加えるなど、健康面での配慮も加えられています。

「フレンチステーキバーガー 大木屋ソース」(1480円)

「フレンチステーキバーガー アボカド~ワカモレ風~」(1450円)

 フレンチバーガーは牛肉のステーキのみではなく、大山鶏を使用した“チキンバーガー”も提供。また、大木屋のファンであればグッとくると思いますが、“メンチカツ”、“スパム”、“エビフライ”など大木屋ならではの食事をフレンチトーストで仕上げたメニューも用意されています。

「フレンチカスタードバーガー MIXベリー」(1200円)

■価格例
「フレンチステーキバーガー 」
プレーン(1380円)
大木屋ソース(1480円)
おろしポン酢(1450円)
Wチーズ(1500円)
アボカド~ワカモレ風~(1450円)

「フレンチチキンバーガー」
プレーン(1080円)
大木屋ソース(1180円)
おろしポン酢(1150円)
Wチーズ(1200円)
アボカド~ワカモレ風~(1150円)

「フレンチバーガー」
スパム(880円)
大木屋メンチカツ(900円)
サーモンフライ~おろしポン酢orタルタル~ (1000円)
エビフライ(1100円)

(スイーツ)
「フレンチバーガー」各種(930円~)
「フレンチ抹茶バーガー」各種(930円~)
「フレンチティラミスバーガー」各種(1100円~)

カフェなのに目の前で鉄板焼き

 客席は1階と2階の2フロアで、全50席ほど。1階のカウンター席では鉄板でフレンチバーガーを豪快に焼き上げる様子を目の前で見ることができます!

内覧会では大木氏が直々にフレンチバーガーを焼き上げくれました。

豪快にステーキを焼き上げ!

フレンチトーストも鉄板で焦げ目をつけます。

 店内には香ばしい香りが立ちこめます。これがカフェかと言われると不思議。肉好きとしてはうれしいことこの上ない。

ステーキが引き立つハンバーガー!

「フレンチバーガー プレーン」を試食しました。

 試食で食べたのは、「フレンチバーガー プレーン」。ハーフで提供していただきましたが、それでもステーキはかなりのボリューム。かじりついていみると、厚切りのステーキのジューシーな味わいが口に広がりました。私は鉄板焼きの大木屋に行ったこともありますが、たしかにこのお店らしく日本人に合う味わい! おいしい!!

 ステーキには胡椒もしっかりきいていて、スパイシー。ですが意外なことに、フレンチトーストの優しい味わいがぴったりマッチしています。ステーキのパンチを活かしながら、フレンチトーストの豊かなコクがしっかり感じられて、これはこれでまるで違和感がないのですね。

肉好きは歓喜! ステーキのおいしさをしっかりと感じられて、食べごたえもたっぷり!

 「しっかりステーキ」でありながら、フレンチトーストの味わいがカフェらしくエッセンスで、まったく新しいハンバーガーに思えます。

 スイーツ仕様の「フレンチカスタードバーガー MIXベリー」も試食しました。同じフレンチトーストでも、スイーツに使う場合はたっぷり漬けこむということで甘さ、コクが際立っており、スイーツとしてとてもおいしい。

スイーツの場合、甘味が豊か!

 いずれにしても「ただのハンバーガーじゃない、フレンチトーストじゃない」と強く感じられ、まったく新しいフードなのだという新鮮さがありました。

おいしいのは当たり前

 大木代表は飲食店の大事な要素のひとつを「サプライズ」と言います。「飲食店はおいしくて当たり前。適正な価格をつけることも大事だけど、それに加えて“何これ”というびっくりの要素がほしい」と。

株式会社オオキの大木康弘代表

 鉄板焼きカフェとは簡単に言いますが、鉄板のメンテナンスや火加減の習得など大木屋が培ったノウハウがあってからこそ。世界的にもなかなかないでしょう。

 「デートなどで男女が一緒に出掛ける時、同じものを食べて楽しんで欲しい」という大木氏。デートシーン男性は「がっつりした食事を」女性は「スイーツを食べたい」と要望が別れることがあるそう。フレンチバーガーであれば、ステーキバーガーとスイーツと別々に食べてもフレンチトーストは一致しているため共通の感動を持てるのかもしれません。

渋谷神南のおしゃれなエリアにオープンしています。

 肉好きの私としては、大木屋はもんじゃ焼きのお店であるため人数が揃わないと行く機会がないところ、ひとりでも気軽に行けるのでテンションが上がりました!なかなか予約の取れない大木屋と同様のステーキを、ひとりでふらっと訪れて食べられるかもしれません。

 ウッドテイストのオシャレな外観、内観のお店なので、私としてはなんとなくランチタイムの明るい時間帯に足を運びたいです。新しいもの好きの友人やスイーツ好きの友人も誘えるので活用の幅が広そうですよ。


IRON PLATE CAFE「Sapling」
・住所:東京都渋谷区神南1-17-2 DIX神南1-2F
・営業時間:月-土 11時30分~22時30分/日祝 11時30分~21時30分

■関連サイト


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になったので写経を体験したい。Facebookやってます!

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