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NTT、メタバースは「コミュニケーション特化型」で勝負

2023年03月28日 09時00分更新

「10年単位で見てもらいたい」

 一方で、コンシューマー向けメタバースは、Facebook改めメタも苦戦するなど、かなり悩ましい状況にある。

 丸山社長は「コンシューマ向けはみなさん苦戦している。ただ、市場としては縮小しているわけではなく、大きくなっていることは事実。少しずつ広がって、どこかでブレイクするだろうと思って、一生懸命にやっている。我々も幸い、XR WorldやXR Cityなど、ある程度以上のユーザーにに使ってもらっている。ユーザーの反応を見ながら、いろんな機能を追加して、進化させていきたい」と意気込む。

 一般メディアでは昨年ぐらいから「メタバース元年」とはやし立てているが、一方でメタのマーク・ザッカーバーグCEOは「10年単位でメタバースが普及する」と明言している。コノキューではどれくらいのスパンでメタバースが浸透するとみているのか。

 「本当にメタバースの中に没入して生活するようになるのは、10年単位で見てもらいたい。ただし、我々が今持っている技術でも、できること、やれることはたくさんある。それらを実現するために特化型のようなものをできる範囲でユーザーに提供していくのが我々の戦略の柱となっている」(丸山社長)

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