第407回
ASRockのIntel Arc A770 Phantom Gaming D 8GB OCで検証
2.5倍以上も性能が向上するって本当!?インテルArc A770新旧ドライバー比較
Arc Aシリーズ登場以前のゲームでは性能が激増!?
では、Arc Aシリーズが登場する前に登場したゲームのパフォーマンスはどうなのだろうか? こちらでもフレームレートが向上していれば、インテルがちゃんとユーザーのゲーミング体験向上にリソースを割いているエビデンスになり得る。
まずは「PUBG: BATTLEGROUNDS」で試してみよう。画質は「ウルトラ」に設定し、トレーニング用の島を車両で半周した際のフレームレートを計測した。
向上率としては5〜7%程度。同じGPUの1ランク高いファクトリーオーバークロックモデルに乗り換えたような効果、と言えるかもしれない。Arc A770よりかなり前に登場したタイトルでも、ドライバーの改善によりパフォーマンスは向上しているのだ。
往年の名作「The Elder Scrolls V:Skyrim Special Edition」もチェックしてみよう。画質は「ウルトラ」に設定し.iniファイルを編集してフレームレート60fps制限や物理演算の不具合回避といった、フレームレートを出す改変を加えているが、Mod類は加えていない(いわゆる“Vanilla”)。街(Windhelm)周辺の一定のコースを移動した際のフレームレートを計測した。
PUBGよりも伸びは鈍く、どの解像度でも4%程度の向上にとどまった。とはいえ、こちらでもしっかりと新ドライバーの効果は確認できた。
続いては「PAYDAY 2」だ。最高画質に設定し、キャリアモード序盤の「Let's Make Some Money」マップ内を移動した際のフレームレートを計測した。
PAYDAY 2は新旧ドライバーの性能差が劇的に開いたゲームと言えるだろう。v4146ドライバーはフルHDやWQHDでは平均フレームレートが47%前後も上昇した。特にWQHDでは最低フレームレートも大きく向上。4Kでも平均フレームレートで33%も上がっている。初期ドライバーの出来が相当悪かったとも言えるが、半年ちょっとで欠点を解消してきた点を評価したい。
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