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大人気「Xiaomi Smart Band 7」と上位モデル「Xiaomi Smart Band 7 Pro」比較レビュー

健康の指標となるデータは「Mi Fitness」アプリに転送されて、管理できる

健康トラッキング機能は互角

 どちらも心拍数と血中酸素レベルを計測でき、一定時間おきに自動で計測されるようにも設定できます。腕に着けたまま眠って、睡眠をトラッキングすることも可能。ストレス値をチェックすることもでき、筆者は使っていませんが、女性の健康状態をトラッキングする機能も備えています。

睡眠をトラッキングしたデータの例。睡眠中の心拍数や血中酸素レベルの平均値も計測される

 両モデルのセンサーが異なり、計測されたデータの精度に差があるかもしれないのですが、筆者にはわかりませんでした。どちらも、健康状態の異変に気付くための機能を備えていると考えていいでしょう。

自動で測定する頻度や異常を検出した場合のアラームなどを設定できる。両モデルともに設定できる内容は同じだった

 なお、健康指標の自動トラッキングは、初期設定ではオフになっています。しっかり追跡したい指標については「Mi Fitness」アプリで設定を変更する必要がありました。

Smart Band 7 Proに搭載された「Alexa」の使い勝手はイマイチ

 細かい機能に目を向けると、Smart Band 7 ProはAmazonの「Alexa」に対応しています。「Alexa」の画面を表示させて、「今日の天気は?」「3分間のタイマーを設定して」などと話して使えます。ただし、Smart Band 7 Proにはマイクはあるがスピーカーはないので、画面にテキストで表示されるだけで、音声では回答されません。また、ホーム画面から「Alexa」と話しかけて起動することはできないようで、使い勝手は今ひとつという印象を受けました。

Alexaはスマホに「Amazon Alexa」アプリをインストールした上で、「Mi Fitness」アプリで設定すると使えるようになる

「今日の天気は?」と聞いて表示された結果

 Smart Band 7 Proの画面の明るさは5段階で調節でき、「自動」にも設定できます。Smart Band 7はスライダーで好みの明るさに調節できますが、周囲の明るさを検知するセンサーがないためか、自動調節には非対応。日常的な用途において、ほぼ調節する必要がないという意味で、Smart Band 7 Proのほうが便利でしょう。

スマホアプリの通知を設定する画面。左がSmart Band 7、右がSmart Band 7 Pro。Smart Band 7 Proのほうが細かく設定できる

 スマホの通知の同期を細かく設定できることにも、Smart Band 7 Proに優位性があります。例えば、Smart Band 7 Proでは「電話」と「メール」と「LINE」だけを通知するといった設定もできます。

「Mi Fitness」アプリには、iOSユーザー向けに通知が届かない場合の解決方法が掲載されている。Androidスマホではスムーズに通知されるが、iPhoneでは設定にやや手間がかかるということだろう

 Smart Band 7だけの機能を探してみると「ポモドーロタイマー」がありました。25分間集中したら5分間休憩するなど、仕事や勉強の効率を上げるためのタイマーです。スマホ向けのアプリもあるので、必ずしも必要ではないでしょうが、Smart Band 7を選んだ人は一度使ってみてほしい機能です。

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