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大人気「Xiaomi Smart Band 7」と上位モデル「Xiaomi Smart Band 7 Pro」比較レビュー

Smart Band 7 Pro(右)は1画面に6つのアイコンを表示でき、その分、画面をスクロールする手間も省ける

画面の見やすさ・操作のしやすさは
Smart Band 7 Proに軍配が上がる

 ディスプレイは、Smart Band 7が1.62インチで、Smart Band 7 Proが1.64インチ。ただし、縦横比が異なるので、画面の広さはSmart Band 7 Proが上回ります。解像度ではSmart Band 7が192×490ピクセル(326ppi)で、Smart Band 7 Proが280×456ピクセル(326ppi)。ピクセル数としては約1.36倍といったところですが、感覚としては、Smart Band 7 Proの画面はさらに広く感じます。

Smart Band 7 Pro(左)のほうが画面が広く、多くの情報を表示できる。だが、Smart Band 7(右)の表示量でも十分とも言える

 画面が広い部分、表示される情報の視認性も向上します。通知を確認したり、運動中に計測データを確認したりしたいのなら、Smart Band 7 Proを選ぶのが得策。画面が広い分、タッチ操作もしやすく感じました。Smart Band 7よりもSmart Band 7 Proのほうが画面上の余白が多いので、アイコンや項目をタップするのではなく、ただスクロールしたいという場合に誤操作が生じにくいようです。

 タッチレスポンスは両モデルに大差なし。どちらも、遅くもなく、早すぎることもなく、といった印象。ただし、腕を上げると画面が自動で点灯する機能を比べてみると、Smart Band 7 Proのほうが若干速く点きました。

スポーツモードにはどちらも充実
されど細かい違いが……

 選択できるスポーツモードは、どちらも110種類以上。Smart Band 7では「ランニングマシン」となっているところが、Smart Band 7 Proが「トレッドミル」だったり、「屋外ランニング」で選択・設定できる項目に差があったりと、細かい違いはありますが、実質的な使い勝手には、さほど差はないと考えてよさそうです。記録されたデータは、スマホにインストールした「Mi Fitness」アプリに転送されます。

運動のデータは「Mi Fitness」アプリに同期される

 運動を記録する上での大きな違いは、Smart Band 7 ProにはGPSを搭載していること。屋外でランニングやウォーキング、サイクリングをする際に位置情報を取得して、ルートを記録することができます。運動を終えた後に、画面にルートが表示され、「今日は結構走ったなぁ」という満足感も得られる趣向。

Smart Band 7 Proは、画面に歩行ルートが表示される

「Mi Fitness」アプリでは、地図に重ねて表示される

 一方、Smart Band 7はGPSを搭載していないので、単体でのルート記録はできません。しかし、ペアリングしたスマホを携帯していて「Mi Fitness」アプリを起動していれば、スマホのGPS機能で位置情報を取得可能。「Mi Fitness」アプリでルートを確認することはできます。

 筆者はスポーツジムでのランニングと屋外でのウォーキングしか計測していませんが、両モデルの大きな差分と感じたのが走行・歩行を停止したときの一時停止。Smart Band 7では足を止めても計測が続きますが、Smart Band 7 Proでは3秒ほど足を止めると計測が停止し、再び歩き出すと再開する仕組み。筆者は愛犬の散歩がてらにウォーキングをしていますが、犬が用を足したり、友達に挨拶をしたりと、何度となく足を止めます。Smart Band 7 Proでは手動で一時停止の操作などをすることなく、実質的な歩行時間が記録されるので、非常に便利だと感じました。Smart Band 7では運動後に停止し忘れて、ずっと計測が続いていることも何度かありました。

Smart Band 7は「PAI」を計測・記録できる

 ただし、Smart Band 7にも利点はあります。「PAI(Personal Activity Intelligence)」という運動指標を記録できます。年齢や性別、心拍数のデータなどからスコアが計測されて、7日間で100PAIを目指すもの。シャオミのSmart Bandのほかに、Amazfitのスマートバンドやスマートウォッチでも採用されています。「PAI」でモチベーションを上げられる人は、Smart Band 7 Proでは「PAI」は表示されないので注意しましょう。

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