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エンジニア、マーケター、広報職など様々な職種が待ち望んだ第13世代Coreプロセッサー搭載の14型「レッツノートFV4」最速レビュー

2023年02月17日 11時00分更新

文● 宮里圭介 編集●村野晃一(ASCII)
提供: パナソニック コネクト

FVシリーズの魅力は高い性能と使いやすさの追求にある

 FV4は最新の第13世代インテル® Core™ プロセッサーを搭載しているということもあり、性能面が気になるところだが、その前に、FVシリーズの魅力をおさらいしておこう。

 レッツノートは現在、このFVシリーズの他にSRシリーズ、SVシリーズ、QVシリーズがあるが、3シリーズとも12型台の画面サイズ。FVシリーズだけが14型と大きくなっている。

 単なる14型のモバイルノートであれば他社の製品にも多数あるが、FVシリーズの強みは、2160×1440ドットという画面比率が3:2となっていること。1920×1080ドットの一般的なフルHDと比べ、縦がかなり広くなっているのだ。

画面比率3:2の14型となるため、縦方向に広くなっている

 縦が広いと、紙のサイズに合わせた書類作成で左右のスペースが無駄になりにくい、表計算ソフトでより多くのデータを1画面に表示できる、Webページが見やすくなるといったメリットがある。単純に上下スクロールの手間が減るため、作業効率もわずかながら向上するはずだ。

 もちろん、いくら画面が大きくても、本体サイズが極端に大きくなってしまうと持ち歩きにくくなってしまって本末転倒。しかし、FVシリーズのサイズはA4ファイル程度。A4サイズの雑誌と比べひと回り大きい程度なので、少し大きめのカバンであれば、難なくしまえるのがうれしい。本体幅は一般的な16:9の他社製13.3型ノートとほぼ同等、本体質量も他社製13.3型ノートと差がない点が 、14型でありながらモバイルとしての魅力を高めている。

横幅は13.3型モバイルノートとほぼ同じ。A4サイズの雑誌よりひと回り大きい程度だ

 レッツノートシリーズ共通のこだわりとして忘れてはならないのが、ユーザーがバッテリーを交換できること。1年くらいではそこまで変わらないものの、2年も毎日使っていれば、駆動時間が最初の半分くらいにまで激減していてもおかしくない。

 これは、充放電を繰り返すことでバッテリーが劣化してしまうことが原因だ。満充電せず、80%くらいの充電で使っていればバッテリー寿命は伸ばすことができるものの、それでも劣化は進んでいく。

 一般的なノートPCではバッテリーが取り外せないため、メーカーに対応してもらうしかない。しかし、基本的にバッテリーは保証対象外となり、修理代は工賃+パーツ代となるため高くなりがちだ。また、メーカーへ発送しての作業となるため早くて数日、長いと数週間かかってしまうこともある。

 その点レッツノートであれば、バッテリーをユーザーが交換するだけでOK。バッテリーは直販サイトや旗艦量販店の店頭でなら即入手可能だ。メーカーへと送る必要もなく、即、新品同様のバッテリー駆動時間を取り戻せるのだ。2年くらいであればPCの性能が見劣りすることはなく、まだまだ現役で使えるレベル。長くノートPCを使いたい人にとって、簡単に交換できるというのはそれだけでメリットといえる。

ユーザーが簡単にバッテリー交換できるのが、レッツノートシリーズの強み

 カスタマイズレッツノート「FV4」には、バッテリーパックLだけでなく、Sも同梱されている。駆動時間を重視するならL、より軽さを優先したい場合はSといったように、用途に合わせて使い分けるのがオススメだ。また、両方のバッテリーを持ち歩き、実質駆動時間を延ばすという使い方もできる。

 インターフェースが充実しているというのも、レッツノートシリーズ共通の特長だ。もちろん、FV4でも有線LANやアナログRGB出力、SDカードスロットは健在だ。

 USBからの変換アダプターを使えばいいという話もあるが、いざ必要となったときに限って、アダプターを家に忘れてきたというのはよくある話。数ヵ月に1度でも使う可能性があるのなら、最初から本体に搭載されている方が心強い。

左側面にはHDMI、Thunderbolt™ 4×2、USB3.2 Gen1を装備

右側面は有線LAN、USB3.2 Gen1×2、SDカードスロット、アナログRGBだ

 モバイルノートとしてはUSBが多めというのもうれしいところ。また、最新のThunderbolt™ 4にも対応(しかも2口搭載!)しているので、最大40Gbpsという高速な対応デバイスを接続できる。レガシーと呼ばれる古いものから最新まで、様々なインターフェースを備えているのがレッツノートらしさだ。

 操作性の面に注目してみると、約19mmピッチで約2mmのストロークを実現しているキーボードの使い勝手の良さが光る。最近はかなり浅いストロークが流行りだが、底打ち感が気になってしまう場合も少なくないだけに、こういったこだわりは大歓迎だ。

 また、キーサイズがほぼ一定、さらにカーソルキーが独立位置にあることで、操作性が高められているのもいいところだ。

キーサイズがほぼ一定で、配列も素直。誰もが快適に使えるキーボードとなっている

 円形のホイールパッドも、操作性を高めてくれるポイントのひとつ。パッド内をグルグルなぞるとスクロールができるため、縦長のWebページや書類を何度も指を置き直すことなく最後までスクロールし続けられるのが便利。また、上下スクロールの切り替えは、右回りから左回りにするだけでいいので、戻るのも簡単だ。

 以前であれば、ホイールパッドはサイズが小さく、肝心のポインター操作がしづらく感じてしまうこともあったが、このFV4のホイールパッドは直径が約64mmと大きい。操作しづらいのではないかといった心配は不要になっている。

 もちろん頑丈性も健在で、天板は押し付けに強いボンネット構造を継承。満員電車での圧迫はもちろん、落下させてしまったという時でも、故障のトラブルを低減してくれる。

段差は小さいものの、頑丈性はしっかりと確保されたボンネット構造を受け継いでいる

 FVシリーズは軽さやサイズを重視しながら、使いやすい3:2の大画面、キーボード、ホイールパッドなどを進化させたモデル。交換可能なバッテリーや豊富なインターフェースなど、ユーザーのことを第一に考えた作りとなっているのが魅力といえるだろう。

持ち運びに優れた、高性能なレッツノート

 最新のレッツノートはセキュリティ機能が強化されている「Windows 11 Pro」を採用。Microsoft Edge の高速化、Microsoft Teams搭載など、多様化する働き方に対応した機能も追加。軽量・コンパクトながら、負荷の掛かる作業も快適に行える。また、手軽に駆動時間を回復できる着脱式バッテリーパックの採用で長く使える安心の設計。

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