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ULTRA PLUS「UP-HSUBKVC」「UP-HSABKVC」レビュー

ボイスチェンジャーアプリ付属で7000円の超お得ゲーミングヘッドセット発見

2022年10月17日 11時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII
提供: 株式会社プリンストン

キレがあって迫力ある音質
ボイスチェンジャーが楽しい!

 ということでさっそく「UP-HSUBKVC」を試用してみることに。

 まずは装着。デフォルトのイヤーパッドは耳をしっとりと包み込むような感触で心地よい。これが「超柔軟プロテインレザー素材」の性能かと納得したところで、いきなりではあるが付属の「メッシュ生地」イヤーパッドへと変更。

 イヤーパッドの取り外しにはややコツがいるが、取り扱い説明書の通り「ヘッドバンド取り付けの約3cm下部」付近のツメを慎重に外していけば問題なく交換できた。肝心のメッシュ素材の感触は、耳へのフィット感がサラリとする感じ。確かに熱がこもりにくい感じはある。筆者的には前者のデフォルトイヤーバッドのほうが好み。

 なお、筆者は標準成人男性と比較すると頭囲がかなり大きめ。じつはこういうオーバーヘッド型のヘッドホン/ヘッドセット選びではなかなか苦心することも多い。しかし「UP-HSUBKVC」の場合は、アジャスタブルヘッドバンドの長さを最大にすればまさにジャストサイズな着け心地となった。ちなみに筆者の息子12歳にも装着してみたが、ヘッドバンド長を最小にするとよい具合に収まった。

「UP-HSUBKVC」装着中の筆者。頭囲の大きい筆者はアジャスタブルヘッドバンドを最大に伸ばしてジャストフィット

小学6年生男子の装着状況。筆者よりだいぶ頭囲は小さめ。アジャスタブルヘッドバンドを最短にしてジャストフィット

 マイクの位置も同様。製品によっては上手く口元に動かせず本当に音声を拾ってくれているのか不安になることもあるが、「UP-HSUBKVC」の場合はしっかり口元に持って来られた。

 そしてこのマイク部分は取り外しが可能ではあるが、装着時にはコネクタを回転することで「ロック」することができる。ロック状態だとうっかりマイク部分がケーブルに引っかかるなどして引っ張られても、急に抜け落ちてしまうことはないので安心だ。

 そしてWindows PCへ接続。といってもUSB端子をポートに挿し込むだけなのだが、直後にヘッドホンとマイクが認識されると、Windows側でもすぐにヘッドホンとマイクがアクティブになり、そのまますぐに利用できる状態になった。「取り急ぎWeb会議に参加しなければ!」といったときに煩わしい設定なしでヘッドホンとマイクが利用できるのは便利だ。

 そしてSteamでゲームプレイ。ボイスチャットができる某バトロワ系シューティングほかをプレイ。謳われている「超高分解能」の音質なのだろうか、確かに効果音の聞き分けはしやすい感じがする。また、遠くの銃声と近くの足音が同時に鳴っても、ハッキリ聞き分けできている。

ゲームプレイ中。違和感のない聞き取りやすさで、思わず没頭してしまう

 BGMありの某アクションRPGをプレイしてみても、BGMと動作音、足音といった効果音はしっかり区分されて聞こえるようだ。ボイスチャットについては、相手の環境もあることだろうが、筆者宅内で試した限りでは、普通の発声とやや抑えた発声を試した限りではどちらも明瞭に聞こえる、ノイズもほぼないという好反応だった。

 発声者の周囲で別スピーカーからラジオを鳴らしたまま発声した場合でも、ラジオの音声はほとんど拾っていない、という反応だった。発声側の呼吸音もほぼナシとのこと。これはマイク先端のスポンジ製ウインドスクリーンのおかげのようで、マイクが口元にかなり近くても、接触しない限り不要な雑音は入らないようだ。

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