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速くもなければエコでもない

ちょっと旧いスバル フォレスターの魅力

2022年08月14日 09時00分更新

ちょっと古いSUVのくせにハンドリングが軽快

 そうやって走ってみると驚くのがハンドリングです。車高の割にロールが抑えられているおかげで旋回中の姿勢も安定しており、170cmを超える背の高いクルマを運転している気になりません。FFベースのスタンバイ四駆のように、外に逃げるノーズを無理にゴム紐で引っ張るような、先が読めない怖さもなし。むしろ4WSなのかと錯覚するくらい、軌道は正確で身のこなしが軽い。

 これが前後トルク配分6:4のアクティブトルクスプリット式四駆のおかげなのでしょうか。後から押されている感覚も手伝って、ロードスターから乗り換えても、十分楽しい。おそらく平地のスラロームなんかも得意でしょう。これで280馬力もあれば楽しいに決まっているわけで、XTが人気なのも納得です。

 高速道路の直進安定性も立派なものです。ただしワンボックスほどではないにしろ風の影響は受けます。特にこのクルマでは、下から車体が持ち上げられるような挙動も経験しました。最低地上高があるおかげで、フロア下を風が抜けるからでしょうか。危険を感じるほどではありませんが、あまり気持ちの良いものではありません。

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