高解像度モデルで1枚運用を提案するも……
ならばいっそ発想の転換ということで、作業領域がフルHDの4倍になる4K(3840×2160ドット)モデル「JN-IPS2706UHDR」を試すことに。こちらもスタンドの高さ調整機能はないものの、セカンドディスプレーだけでこれまでよりも広い作業領域が使えるからです。
また、IPSパネルなので先ほどのVAパネルよりもさらに深みのある色表現が期待できます。早速つないでみると、O山氏にとっては異次元の画素密度だったのか、「やー!すごーいきれー!」とはしゃいでおりました。
しかし、「あれ?ウインドーのサイズがなんかおかしいです!あれ?あれ?」と、どうやら表示スケールの設定にとまどっているご様子。単一画面を分割していろいろこなそうというプランはO山氏には向いていないかもしれない……そんな不安がよぎりましたので、次の候補に。
ついにやってきた最終兵器、それは「全部入り」の39.7型ウルトラワイド5K2K曲面液晶ディスプレー「5X40」。解像度5120×2160ドットのIPSで、スタンドはチルトはもちろん、上下150㎜の高さ調整に左右30度ずつのスイーベルまでサポート! 1セットのマウスとキーボードを2台のPCで共有できるKVM機能に、USB Type-Cポートは最大65WのUSB PDに対応と、機能もてんこ盛り! これなら文句あるめぇ!
その広大な作業領域と、ノートPCを傾けなくてもいいスタンド仕様、豊富すぎる機能にO山氏はかなりご満悦。しかし、いかに最強のディスプレーでも弱点はあります……。それはずばり設置スペースで、台座部だけで幅は565mm、奥行は306mmとだいぶ広めなのです。
対して、O山氏のデスクは直径1m(=1000mm)の円卓。つまり、5X40を設置するとだいぶ狭くなり、かえって作業効率を下げる可能性が出てきます。というわけで、こちらも泣く泣く除外しました。また、お値段(19万9800円)を聞いた時に、はじめてのUSB Type-C充電に興奮していた時よりも目を丸くしたO山氏を見て、「あ、これはないんだな」と察しました。
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