現在使っているディスプレーの不満点を
トレンドの機能や仕様に落とし込む
O山氏のデスクトップ環境を写真で確認してみると、確かにノートPCのディスプレー部を大きく倒さないと、奥のディスプレーが見えないので、スタンドで高さを調整したい気持ちもわかります
個人的には「まずこの丸形テーブルを買い替えれば、そもそもディスプレーとノートPCを並べて仕事できるのでは?」と思いましたけどね。しかし、そこはぐっと飲み込み、剣持さんと一緒に満足度★×5を目指して、不満点をトレンドの機能や仕様に落とし込んでいくことにしました。
・サイズ感 ★★★★
空間にちょうどマッチしているサイズ感なので不満はないです。大きすぎると空間の中でディスプレーが目立つのも嫌なので。。ただ横にもう少し長いものがあればオンライン会議のときなど画面使いもっと便利かもとは思うところです。
【解決案】アスペクト比16:9の24型がちょうどいい良いのであれば、21:9のウルトラワイドモデルで27~30型ぐらいであれば、縦のサイズ感はそのままで横長の作業領域を得られそう。
・色味 ★★★
普通です。
【解決案】不満はなくても、おそらくIPSパネルの色味や視野角を体験すれば感覚が変わるはず。
・スタンドの仕様 ★★
上下に動かせるといいなぁと思います。会社支給のノートPCを開いて手前に置き、その奥にディスプレーを置いて作業する在宅環境のため。
【解決案】スタンドの高さ調整機能は必須。円卓なので、台座の設置スペースにある程度自由が利くスイーベル機能もあるとなお良し。
・明るさ調節機能 ★
これが一番満足度低いです。。今使っているディスプレーのライトニングモードのバリエーションをすべて試してみたのですが、どれもピンとこず。ナイトモードにしても、周囲の暗さと画面の明るさのギャップが際立ってしまい目がしんどい時が多いです。夜作業に向かないなぁと思います。目に優しいモードがあると嬉しいです!
【解決案】プリセットは個人の感覚で当たり外れがあるので、パラメーターのマニュアル操作を教える。
まとめますと、「27~30型ウルトラワイドモデルでIPSパネルを採用し、高さ調整とスイーベルに対応するスタンドを搭載するモデル」がO山氏の理想のディスプレーになります。というわけで、この条件に近しいモデルを剣持さんにご用意いただき、実際にO山氏のノートPCにつないで試していくことになりました。
まずは30型のウルトラワイドモデル「JN-V30100WFHD」(2560×1080ドット)で様子見。高さは438㎜で縦のサイズ感は現在使っているものにほど近いはず。O山氏は「わー!これならたくさん表示できますね!」と、フルHDよりも横に情報量が多いデスクトップ画面にひとしきり感動しておりました。
「なんか色もふだんより強い気がします!」、「端っこでも色変わらないんですね!」と感嘆しっぱなし。それもそのはず。こちらはVAパネルなので、TNパネルと比べるとコントラストが強く、色に深みを感じてもおかしくありません。また、視野角は水平・垂直ともに178度あるので、見る角度による色の変化は感じづらいのです。
すかさず剣持さんはOSDメニューに移り、不満点だった明るさや色味は自分でもある程度調整できるんですよと解説。O山氏は「ほー!」とまるで生まれて初めて見たかのように感心しておりました。
今使っているものもOSDメニューで変えられるはずなんですけどね……。目からうろこみたいなリアクション中にそんなツッコミは野暮というもの。とりあえずこれで決めてくれることを祈ります。
しかしながら、やはり問題は高さ調整でした。上記の写真を見てもらえらばわかる通り、O山氏のノートPCのディスプレーは大きくうしろにのけぞっております。これではスタンドの使用の満足度は★2のまま。「高さ調整」は優先度が高いようです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう