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5120×2160ドットの5X40(JN-5X40)をレビュー

5K2KはフルHDの約5.3倍、39.7型ウルトラワイド曲面ディスプレーの凄まじい没入感

2022年06月28日 13時45分更新

 イマドキの液晶ディスプレーには、大きく分けて3つのトレンドがある。1つはFPSやTPSをプレイするゲーマーに需要がある「高リフレッシュレート」。2つ目は「高解像度」で、ひと昔前は高価だった3840×2160ドットの4Kディスプレーも、いまや3万円前後で購入できる製品もある。そして、最後はゲーマーを中心に視野角が広くなることで注目を集めている「ウルトラワイド」だ。

 JAPANNEXTの39.7型曲面液晶ディスプレー「5X40」(型番:JN-5X40)はそのウルトラワイドで、解像度が「5K2K」(5120×2160ドット)と4Kを超える超高解像度モデルになる。この解像度に対応するディスプレーは稀で、まだ片手で数えられるほどしかない。今回はそんな5X40の魅力や便利な用途を探ってみた。

JAPANNEXTの39.7型ウルトラワイド5K2K曲面液晶ディスプレー「5X40」(型番:JN-5X40)。直販価格は19万9800円

5K2KはフルHDの約5.3倍の作業領域
プロユースからゲーミングまで幅広い用途に対応

 従来のウルトラワイドディスプレーの解像度は3440×1440ドット、いわゆるUWQHDに対応したものが主流だった。しかし、5X40は5120×2160ドットをサポートしたことで、デスクトップ画面の作業領域はそのUWQHDの約2.2倍、4K(3840×2160ドット)の約1.3倍の面積となる。ユーザー数が多いフルHD(1920×1080ドット)ディスプレーと比べれば、実に約5.3倍にまで跳ね上がる。

 実際に5X40を使ってみると、かなり作業領域が広いと感じた。UWQHDのディスプレーを初めて使った時は、これは筆者の主観の問題かもしれないが、フルHDよりも横は圧倒的な広さを感じるものの、縦はそこまで広い印象を受けなかった。

 5X40のアスペクト比はUWQHDディスプレーの21:9と大して変わらない(5X40は21:8.6)比率ながら、縦も横もサイズに見合った広さを感じ、手狭感は感じなかった。ただし、ゲーマーの観点で言わせてもらえば、「Apex Legends」などではUWQHDディスプレーとアスペクト比が近いせいか、視野角も同じように感じた。

 また、ウルトラワイドディスプレーに多い、UWQHDの34型モデルの画素ピッチは0.231mm程度だが、5X40の画素ピッチは約0.181mmと細かい。ゆえに、精細度が上がり、画質も向上している。さらに、5X40は2画面までの「ピクチャー・バイ・ピクチャー」(PBP)にも対応。2台のPCを接続すれば、1画面あたり2560×2160ドットとWQHD(2560×1440ドット)よりも縦解像度が高い、2台のディスプレーを並べたような状態で使える。

2台のPCの画面を1台のディスプレーに表示できるPBPに対応

OSDメニューはしっかり日本語化しているのでわかりやすい

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