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PS5ユーザーやPCゲーマー初心者にオススメしたい

4万円強で大画面の湾曲31.5インチ165Hzゲーミングディスプレーが買える時代に!MSI「Optix G321C」の実力をレビュー

2022年04月20日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 OSDの操作は、スティックタイプではなくディスプレー下面にボタンが並ぶタイプ。操作性的にはスティックタイプのほうが上だが、ボタンは押しやすくて意外と操作しやすかった。

OSDの画面はほかのOptixシリーズと変わらない。画面下のボタンで操作する

 ゲーミング向け機能としては、対応グラボとの組み合わせによりカクつきやティアリング現象を抑える「FreeSync Premium」機能や、認識しづらい暗所で視界を確保するナイトビジョン機能も搭載。ハードウェア的に色味を変えずにブルーライトをカットする機能に加え、ソフトレベルでのブルーライトカット機能も用意されており、長時間でのプレイで目の疲れを軽減してくれる。

 アンチフリッカーやアンチモーションブラーといった定番機能も装備しており、ゲームを楽しむための機能は充実しているといえよう。

ナイトビジョンモードには「AI」モードも用意されている

ハードウェア的に、常にブルーライトカットされているが、さらにOSD画面からブルーライトカットの設定もできる

ディスプレーをうまく設置して没入感を高めよう

 実際にいくつかゲームをプレイしてみたが、湾曲ディスプレーではあるがウルトラワイドタイプではないので、没入感を得るためにはある程度画面に近づく必要はある。ただ湾曲なぶん、視線を左右に動かしても画面との距離がほぼ変わらないので、焦点を合わせやすい印象だ。FPSなどの敵との戦いではかなり没入感が得られた。

PCのゲームをプレイしてみたが、画面にある程度近づいてプレイすると、視界が画面に覆われて没入感は増す。視線を移動しても焦点を合わせやすかった

 予算に余裕があるのであれば、3つで周囲を囲むように並べてプレイすると、没入感たっぷりな最高のゲーミング環境となるだろう。極端な話、31.5インチクラスだと、1台10万円近い製品もあるが、3台揃えても13万円程度で収まるため、あまりコストを掛けずに理想的な環境を構築できることになる。

 今回はPCゲームをプレイしたが、PS5と接続したとき1080p/120Hz表示に対応しているので、そういった用途としてもこのディスプレーはオススメだ。やはりゲーム画面は大きい画面でプレイしたいもの。自分の部屋で邪魔されずにプレイするために、本製品を導入するのも一考だ。

湾曲大画面が4万円台で購入できる

 湾曲で31インチクラスの大画面だと、まだまだ価格が高い製品が多い中、ゲーミング性能は落とさず実売価格を4万3800円前後に抑える努力をした本製品は、安価な大画面ディスプレーを求めている人に響くはず。

 大画面だと4Kのほうがと考えている人も、ゲームをプレイする場合4K解像度だとかなりハイスペックのマシンでないと厳しいので、PCゲームをこれから始める人などは、まずフルHDから始めたほうが無難。それなら、あえて高価な高解像度モデルを選ばなくても、本製品を使い倒したほうがいい。

 PS5などの家庭用ゲーム機用にもプライベートディスプレーとしてオススメ。安価に大画面でゲームをプレイしたい人なら要チェックだ。

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