週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ハードウェアでブルーライトをカット、しかも色味は変化なし!

4K UHDでゲームをするなら長時間プレーでも目に優しい27.9インチゲーミングディスプレーMSI「G281UV」がおすすめ

2022年08月12日 11時30分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)が、27.9インチで4K IPSパネルを採用した「G281UV」を7月28日に発売した。従来はOptixシリーズというゲーミングモデルのブランド名がついていたが、今後はGシリーズとして販売されることになる。

 今回の製品は、リフレッシュレートが60Hzで応答速度も4ms(GTG)と、ゲーミングモデルとしてガチ勢向けではないものの、高解像度でコンシューマーゲームを楽しみたいという人向けに考えられたもの。このようなスペックの製品はあまりなく、隙間を狙った製品と言える。さっそくお借りしたのでレビューしていこう。

G281UV主要スペック
画面サイズ 27.9インチ
解像度 4K UHD(3840×2160ドット)
リフレッシュレート 60Hz
応答速度 4ms(GTG)
パネル駆動方式 IPS
パネル表面曲率 ――
表面 ノングレア
色域 sRGBカバー率:99%
DCI-P3カバー率:94.91%
最大表示色 約10億7300万色
視野角 178°(H)/178°(V)
輝度 300nit(ピーク時400nit)
コントラスト比 1000:1
上下角度調節(チルト) -5°~20°
左右首振り機能(スイベル) ――
高さ調整 ――
インターフェース HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1
サイズ 638.3(W)× 229.4(D)×446.4(H)mm
重さ 約5.7kg
実売価格 5万円前後

ハードウェアレベルのブルーライトカットを実装

MSIのゲーミングディスプレー「G281UV」。上辺と左右はスリムベゼルで27.9インチIPSパネル採用モデル

「G281UV」は、27.9インチで4K IPSパネルを採用したことで、高精細・高画質な映像を提供することを重視したモデルだ。先述のとおり、リフレッシュレートは60Hz、応答速度も4ms(GTG)に留まるものの、ゲーミングモデルとしてAMD FreeSyncに対応。対応グラボと合わせればカクつきやティアリングを抑える。また、夜や暗闇で視界を確保するナイトビジョンモードも搭載する。

ナイトビジョンモードは、AI設定もあるので、画面全体が明るくなるのではなく、暗部のみ視認性を高めてくれる

 サイズは638.3(W)× 229.4(D)×446.4(H)mm。-5°~20°のチルト機構は備えるが、コスト削減のためか、スイベルや高さ調整は備えていない。VESA100に対応しているので、設置に際し微調整したいのであればディスプレーアームを使用するのも1つの手だ。本体重量が約5.7kgとかなり軽いので、耐荷重の低い安価なアームでも大丈夫だ。

調整機構はチルトのみ。スイベルと高さ調整は行なえないので、設置してしっくりこない場合はディスプレーアームの使用がオススメ

 色域はsRGBカバー率99%、DCI-P3カバー率94.91%と広色域で、最大表示色は約10億7300万色。DisplayHDR 400に準拠して明暗差のある映像も肉眼に近いリアルな表現をしてくれる。

 また、本モデルではハードウェアレベルでのブルーライトカット機能を搭載している。ソフトウェアでの実装とは異なり、目に影響する波長のみカットしているので色味の変化がほぼなく、ゲームやクリエイティブな作業にも使えるのが特徴だ。目に優しいディスプレーとしてドイツの第三者検査機関であるTUV Rheinland(テュフ・ラインランド)のEyesafe認定を取得している。なお常に働いている状態のため、切ることはできない。

OSDの設定には、低ブルーライトのオン/オフがあるが、これはソフトウェアレベルでブルーライトを低減させるもので、オンにすると色味が変わる。ハードウェアレベルのブルーライトカットは常に働いている

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう