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高性能なノイキャン搭載でかなりの高音質、声の操作が非常に快適

国内販売開始した「Echo Buds」のファーストインプレッション

2022年02月24日 00時00分更新

イヤホンを装着する時間が長く、ハンズフリーで使いたい人に

 少々細かい話から入ったが、このEcho Budsの魅力は声の操作を取り入れ、さまざまな機能を利用できる点にあると思う。音楽再生はもちろんだが、ニュースやAudibleといった、音を使った情報収集やエンターテインメント、さらにワークアウト時のBGMや家電操作まで幅広い楽しみ方が可能だ。

Alexaアプリを起動した状態で、周囲にEcho Budsがあると自動でペアリングが進む。

設定画面。Alexaのウェイクワードに反応するかなど細かく決められる。

 スマホにインストールしたAlexaアプリと連携を取ることで、ジョギングをするため30分だけ音楽を流す、帰宅の少し前にエアコンを起動しておき、部屋に着いたときに快適な室温にするといった様々な応用が可能だ。また、スマホ中心の生活を送っていると、ほぼ一日中イヤホンを着けたままでいることがよくある。スマホで聴く音声も音楽だけでなく、動画やゲームだったり、ネットラジオやPodcastのようなトークだったり、ウェブ会議の通話だったり、スマホから発せられる通知や天気/ニュースなどの情報だったりと多様化している。音声であれば目を奪われないため、移動中やSNS/メールチェックをしながらでも利用できるので、意識するしないに関わらず、イヤホンで音を聴く時間が増えている人は多いのではないだろうか。

 これにボイスコマンドを組み合わせることで、ハンズフリーの快適さが加わる。Echo Budsケースから取り出した状態で「アレクサ……」と話しかけると、ポンと信号音が鳴り、ボイスコマンドを受け付ける状態になり、スマホのAlexaアプリと連携して様々な機能が利用できる。

 例えば、料理中にちょっとゆで時間を計るためのタイマーであったり、すぐにメモが取れない状況でのボイスメモだったり、人によっては就寝前、布団に入ったままの状態で電気を消したりするかもしれない。これらはもちろんスマホでも可能だが、充電スタンドから取り上げて手に取ったり、ポケットから取り出して画面を見るのは意外に手間だ。声だけで済むほうが便利に感じる状況は意外と多いと思う。

ワークアウトのための機能も用意されている。

移動した距離や消費カロリーなどが分かる。

 Echo Budsは、こういう1日の生活の中で新しく増えてきたシーンに合ったガジェットと言える。通常なら本体のボタンやアプリで操作する、外音取り込み(アンビエントサウンド)のオン/オフや選曲操作も音声でできるようになっており、何かをしながらの操作も快適だ。Alexa対応のイヤホンというのは増えているのだが、やはりAmazonが自ら開発しているということもあり、Alexaアプリとの連携性は当然のように高く、よりスムーズに使うことができる。

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