稼働範囲も広く、高画質と高速応答を両立した不足ないハイスペックモデル
PS5で4K/120Hzも楽しめる!27.9インチRAPID IPS液晶パネル採用、144Hz対応ゲーミングディスプレーMSI「Optix MAG281URF」レビュー
さらに、MSIのディスプレー設定ツール「Gaming OSD」にも対応。USBケーブルでパソコンと接続していれば、画面上からOSDと同様の設定ができるだけでなく、ゲームやアプリごとに自動的に設定を切り替えることも可能となる。先述のMystic Lightもここから設定できる。
インターフェースは、HDMI 2.1×2、DisplayPort 1.4a×1、USB Type-C(DP Alt mode)×1、USB 2.0 Type-A(USB ハブ)×2、USB 2.0 Type-B(PC接続用)×1、ヘッドホン出力 ×1を用意。USB Type-Cポートを備えたことで、ノートPCでのデスクワークとモバイルワークの切り替えをケーブル1本ですませられる。ただし、給電は最大15Wなので対応するノートPCである必要はあるが、テレワーク用のディスプレーとしても活用できる。
ゲーミング向け機能としては、NVIDIA G-SYNC Compatibleに対応、対応グラボと組み合わせれば、カクつきやティアリング現象を低減してくれるので、ストレスなく長時間プレイができる。残像感を低減してくるアンチモーションブラー(MPRT)機能もあり、ゲームに合わせて選択するといいだろう。また、暗部を明るくするナイトビジョン機能も搭載。暗い場所での敵の発見に役立つ。
さらにDisplayHDR 400に準拠しているので、より現実的な世界観を求めるなら、HDRをオンにしてプレイすることをオススメする。
USB Type-Cで接続できるのがいい
実際に設置して使ってみたが、4K解像度でゲームをプレイするには、それなりのグラボやマシンパワーが必要だが、精細感が高いと遠くの動きも把握しやすく、144fpsを保持できるゲーム環境であれば、動きも滑らかでかなりプレイしやすい。
HDMI 2.1に対応し、PS5を接続したとき4K/120Hzでプレイできるのもポイントが高い。残念ながら筆者は未だにPS5を入手できていないので、実際に試せなかったが、「グランツーリスモ7」が発売されるまでにはなんとか手に入れたい。そのときに、ハンコンと組み合わせてこのディスプレーでプレイできれば最高だろう。
27.9インチというサイズは、デスクに設置するにはちょうどいい。手前に置いて没入感を楽しむのもよし、奥の方へ置いて俯瞰で見てプレイするもよし。調整幅も広いので、自分のプレイスタイルに合わせて設置できるだろう。
本製品は、ゲーミング性能が優れているのはもちろんだが、USB Type-Cを搭載し、USBハブも内蔵したことで、使い勝手の面でも優秀だ。USB Type-Cケーブルを利用してパソコンと接続すれば、USB 2.0 Type-Bケーブルでの接続が不要で映像も送れ、かつ給電もできる。結構ケーブルがごちゃごちゃするところをUSB Type-Cケーブルだけですむメリットは大きい。
とくに、ノートPCをデスクワークとして使う際、セカンドディスプレーとして本製品に接続して利用すば、ケーブル1本の抜き差しだけでモバイルワークとの切り替えが完了する。
また、KVMスイッチ機能を搭載しており、USBハブにキーボードやマウスを接続し、1台のパソコンはUSB Type-Bケーブルで接続、もう1台をUSB Type-Cケーブルで接続すれば、キーボードやマウスを2台で共有可能となる。自宅のゲーミング環境でテレワークをする際、ノートPCを接続して普段使い慣れたキーボードとマウスを、接続変更せずに利用できるのだ。
ゲームだけでなく作業環境を改善したい人に
ハイスペックな本製品の実売価格は11万8800円前後。少々お高めだが、RAPID ISPパネルで4K/144Hz駆動、1ms(GTG)の応答速度という高精細、高画質でありながらゲーミングレベルの性能を備えつつ、USB Type-C搭載やUSBハブも備える使い勝手のよさも併せ持っていることを考えると、妥当なのではないだろうか。
PS5を含め4Kというゲーミング環境の強化とともに、テレワークといった作業領域の拡充をしたいという人に、本製品を検討してほしい。
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