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X570搭載のリフレッシュモデルで、シックなブルー系統でまとめ上げた好配色

RyzenでゲーミングPCを組むときにコスパの高いマザーボードを選ぶならMSI「MAG X570S TORPEDO MAX」は要チェック

2021年09月28日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

VRMやメモリに見られるゲーミングにフォーカスした回路設計

 電源回路は12+2フェーズで、定格運用では十分な余裕があり軽いOCも楽しめる。PWMコントローラはRenesas(Intersil)「ISL69247」でフェーズダブラーも使用している。MOSFETは同じRenesasの「ISL99360」。最大60Aに対応するSmart Power Stageだ。

12+2フェーズ電源回路を採用

裏側から見たところ

PWMコントローラはRenesas「ISL69247」

MOSFETはRenesas「ISL99360」

 こうした構成はミドルレンジのやや上のクラスで採用されているものだ。低コストのモデルよりもPWMコントローラやMOSFETのグレードが高い。MAG X570S TORPEDO MAXのターゲットはゲーミングなのでCPU電源回路にはほどよくコストをかけている。

 ヒートシンクはVRMが2ピースで、そのほかチップセット、M.2用にも搭載している。VRMヒートシンクはCPUソケット左側をI/Oシールド部分まで大型化したアルミブロックとし、冷却性能を高めている。チップセットヒートシンクはチップセット直上だけでなく拡張スロットスペースまで大型化しこちらも強化。そしてAMD X570でありながらファンレス仕様なのでファンノイズやファン故障によるトラブルを解消する。AMD X570マザーボードのファーストモデルがファンの搭載が前提だったため、リフレッシュモデルのアドバンテージと言えるところだ。M.2ヒートシンクは最上段のひとつだけ。CPU直結のM.2スロットなので高速なシステム用SSDはここに搭載する。もう一方のチップセット接続側M.2スロットはヒートシンクなしだ。

CPUソケット左側のヒートシンクはすべてをアルミ製とした大型のもの

横から見ると形状がよくわかる

AMD X570リフレッシュモデルはミドルレンジ製品でもファンレス仕様で静か

LEDのON/OFFをハードウェアで行なうスイッチを搭載

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