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X570搭載のリフレッシュモデルで、シックなブルー系統でまとめ上げた好配色

RyzenでゲーミングPCを組むときにコスパの高いマザーボードを選ぶならMSI「MAG X570S TORPEDO MAX」は要チェック

2021年09月28日 11時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

  MSIから発売された「MAG X570S TORPEDO MAX」は、AMD X570チップセットのリフレッシュモデルだ。基本的にはチップセットのリリース当初に登場するのがファーストモデル。月日が流れ、そのライフサイクルの後期に登場するのがリフレッシュモデルである。時間が経ったとはいえAMD X570チップセットは高機能、CPU側のRyzen 5000シリーズも高機能なので現在でも人気が高い。今、Ryzenで自作PCを組みたいという方にとって、ファーストモデルは少々古臭い印象になってきていることも確かだ。そのリフレッシュモデルである。

MAG X570S TORPEDO MAX 実売価格は2万8000円前後

 MAG X570S TORPEDO MAXは最新インターフェースを備え、デザインも現在のMSIの傾向に置き換わっている。とくに「TORPEDO」はIntel・AMDの最新モデルで追加されたグレードだ。どれもこれもブラックのマザーボードが席巻している中、パシフィックブルーが美しいデザイン。ゲーミング向けの電源設計。そしてデスクトップ向けに機能を集中してコストパフォーマンスを高めている。

美しいパシフィックブルーが個性的

落ち着いた色合いで大人なイメージだ

MAG X570S TORPEDO MAXの主なスペック
対応ソケット Socket AM4
チップセット AMD X570
フォームファクタ ATX
メモリスロット DDR4 ×4(最大128GB)
対応メモリクロック DDR4-5100+(OC)~3600(OC)、DDR4-3200~1866
拡張スロット PCI Express 4.0 x16 ×2(x16/x4)、PCI Express 3.0 x1 ×2
ストレージインターフェース SATA3(6Gbps)×6、M.2(PCIe4.0x4/SATA3.0)×2
ネットワーク 2.5Gb LAN(Realtek 8125B)、1GbE LAN(Realtek RTL8111H)
サウンド 7.1ch HDオーディオ(Realtek ALC4080 )
USBポート フロント:RGB LEDヘッダー×2、レインボーLEDヘッダー×2、USB 3.2 Gen2 Type-Cヘッダー×1、USB 3.2 Gen1ヘッダー×2、USB 2.0ヘッダー×2など
リア:PS/2×1、USB 3.2 Gen2 Type-A×3、USB 3.2 Gen2 Type-C×1、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、USB 2.0×2、HDMI 2.1×1、オーディオ端子×5、S/PDIF×1など
実売価格 2万8000円前後(9月26日現在)

最新インターフェースをカバー

 スペック一覧に挙げたとおり、USB 3.2 Gen2 Type-Cをバックパネルとフロント双方に備えており、ネットワークも2.5GbEと1GbEの両方を備えている。デスクトップPCとして考えるとUSB 3.2 Gen2 Type-Cを利用するシーンはまだ少ないが、外付けSSDではUSB Type-Cが一般的になりつつあり、USB 3.2 Gen2の転送速度に対応する製品も増えている。これまでは背面バックパネルに搭載する製品がほとんどで、フロント用にヘッダーを備えるマザーボードは少なかったが、手軽なUSB Type-Cはどちらかと言えばフロントで利用するほうが便利だ。MAG X570S TORPEDO MAXはこれからの時代の便利なPCを組みたい方に適している。

フロント側もUSB 3.2 Gen2 Type-Cに対応したヘッダーを搭載

ヘッダーの横にはASMedia「ASM1543」チップを搭載

 もうひとつの特長が、デュアルLAN仕様のネットワーク。2.5GbEはマルチギガとして1GbEでも利用できるので1系統でもよいのではと思うこともあるが、2系統備えているとなにかと便利なこともある。たとえばネットワーク不調がLANチップやドライバにある時、切り換えて使うこともできるほか、ゲームデータを保存したNASなどを家庭内LANとは切り離した専用LANで管理するといったことが考えられる。一方で無線LANは非搭載だ。据え置きのデスクトップPCでは無線LANが活躍するシーンは少ない。ここがコストを抑えているポイントだ。

2.5GbEチップはRealtek「RTL8125B」

1GbE側のチップはRealtek「RTL8111H」

そのほかオーディオにはRealtek「ALC4080」チップを採用している

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