週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

9万円台からのスタイリッシュなキューブ型PC「PG-RT」をレビュー!テレワークの息抜きに軽いPCゲームも楽しめる

2021年03月09日 12時00分更新

 PCパーツ商社のアイティーシーを母体とするBTO PCメーカー「STORM」では、クリエイター向けモデルや静音性にこだわったモデル、省スペースモデルなどさまざまなスペックのBTO PCを展開している。

 その中でも、ゲーミング向けのラインアップである「PGシリーズ」は同社の主軸。母体がPCパーツメーカーだけあって、その性能だけに限らず、見た目やサイズもバリエーション豊かだ。

 今回は、そんなPGシリーズから、Mini-ITXの小型マザーボードを採用した「PG-RT」を紹介していく。アルミ製のオシャレなキューブ型ケースを採用したモデルで、比較的省スペースなことやインテリア性の高さが魅力。

 ビデオカードを搭載しないものの、AMDの最新APU(GPU内蔵CPU)である「Ryzen PRO 4000G」シリーズを搭載することで、軽量なPCゲーム程度なら遊べるだけの性能も備えている。標準構成での価格は10万円未満ということもあって、テレワークで使いつつ、軽いゲームも遊びたいといった人にも適した製品だ。今回は、そんなPG-RTの実力を検証していこう。

「PG-RT」の標準構成
CPU AMD「Ryzen 5 PRO 4650G」
(6コア/12スレッド、3.7〜4.2GHz)
PCケース RAIJINTEK「METIS PLUS」
マザーボード MSI「MPG B550I GAMING EDGE WIFI」
(B550、Mini-ITX)
メモリー Crucial DDR4-3200 16GB(8GB×2)
ストレージ Samsung「MZVLB256HBHQ-00000」
(256GB、NVMe対応)
電源ユニット 650W 80PLUS GOLD
OS Microsoft「Windows 10 Home(64ビット)」
サイズ 190(W)×277(D)×254(H)mm
価格 9万8800円

コンパクトなアルミ製ケースがオシャレ
2.5GbE LANも搭載

 まずはPCの見た目からチェックしていく。PCケースは、RAIJINTEKの「METIS PLUS」。本ケースの特徴は、やはりそのサイズだろう。190(W)×277(D)×254(H)mmというサイズは、デスクトップPCとしてはかなり小型な部類だ。

 高さがないので、デスクの上においても圧迫感がなく、その上品なアルミデザインも相まって、インテリアにこだわる人も自宅で使うのにオススメのモデルといえる。このケースはカラーもバリエーションがあり、STROMではBTOメニューでシルバー、ホワイト、ブラック、ブルーの4色を用意している。

 このケースのサイドパネルにはアクリルの小窓がついているので、CPUクーラーやリアファンなどにLEDを搭載している場合、中で光っている様子も確認できる。上品なだけでなく、光るパーツを美しく魅せたい人も嬉しいポイントだ。

 パネルを開けて内部の様子を確認してみると、さすがに小型のPCケースだけあって、多少余裕のなさは感じる。一般的なデスクトップPCで採用されることが多いATXマザーボードとは違い、本機では小型のMini-ITXマザーボードを搭載したモデルなので、スペース的な拡張性を期待するには少々厳しい。

 しかし、B550チップセットを搭載したMSIのゲーミングマザーボード「MPG B550I GAMING EDGE WIFI」など、採用パーツは標準で高性能なパーツを採用している。

CPUクーラーにはAMD純正のLEDつきクーラーを搭載する

 MPG B550I GAMING EDGE WIFIは、有線LANとして近年採用例が増えている2.5GbE LANを搭載している。従来は1Gbpsまでしか対応できないポートが多かったが、高速な光回線などと組み合わせることで、オンラインゲームなどでもより快適に通信できる。

 また、無線LANでもWi-Fi 6に対応しているため、インターネット接続においてはかなり高性能と言えるだろう。そのほかのパーツについては、メモリーがCrucial製のDDR4-3200メモリー、ストレージがPCI Express 3.0接続の256GB SSDになっている。BTOメニューでは、2TBまでのSSDを選択可能だ。

フロントインターフェースは、USB 3.0×2とオーディオジャック

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう