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360fpsゲーミングや4K+レイトレーシングも実現

Ryzen 7 5800X&RTX 3080搭載!アスキー×STORMコラボの最強ゲーミングPCが編集部にやって来た

2020年12月15日 12時00分更新

 アスキーではBTO PCメーカー「STORM」の工場で何度か取材を行なっているが、前回の記事で、アスキーのゲーム担当・市川による、STORMの工場でのゲーミングPC自作体験の様子をお届けした。趣味でも仕事でもゲームを遊んでいる市川が、現場で実際に製品の組み立てを担当しているプロからポイントを教わりつつ、パーツを選定。理想のモデルを組み上げるに至った。

 今回、そんなこだわりのモデルを基にしたゲーミングPCが、アスキーコラボモデル「PG-AC」として実際に販売されることとなった。ゲームの快適さを重視し、「Ryzen 7 5800X」や「GeForce RTX 3080」を搭載するなど、ハイスペックな構成のモデルだ。通常価格が31万9800円。なお今回、台数限定で割引きも実施しており、その場合は1万円引きの30万9800円になる。本製品が編集部に到着したので、どんな製品になっているのか、レビューしていこうと思う。

編集部に届いたPCを見た市川。見た目が前より綺麗になっていて驚愕

「PG-AC」の主なスペック
CPU AMD「Ryzen 7 5800X」
(8コア/16スレッド、3.8~4.7GHz)
ビデオカード INNO3D「GEFORCE RTX 3080 ICHILL X4」
(GeForce RTX 3080、GDDR6X 10GB)
マザーボード MSI「MPG X570 GAMING EDGE WIFI」(AMD X570)
メモリー Crucial 32GB(16GB×2、DDR4-3200)
ストレージ Samsung 256GB SSD(NVMe対応、M.2)
Micron 1TB SSD(NVMe対応、M.2)
CPUクーラー MSI「MAG CORELIQUID 240R」
(簡易水冷、280mmラジエーター)
電源 PHANTEKS「REVOLT X PSU」
(1200W 80PLUS Platinum認証)
PCケース MSI「MPG GUNGNIR 110R」
OS Windows 10 Home(64bit)

LED演出が映えるMSI製ケースを採用

 前回の記事でも紹介したが、本製品は日本では同社のみが扱っているPCケース、MSI「MPG GUNGNIR 110R」を採用しているところが大きな特長だろう。フロントは左側半分のみがクリアパネルになっていて、ARGB照明付きのファンが半分だけ透けて見えるのがオシャレ。

 ファンはフロントに3基、リアに1基の計4基搭載し、デザインだけでなくエアフロ―も優秀だ。サイズは215(W)×430(D)×450(H)mmのミドルタワーサイズ。ゲーミングPCとしては大きすぎず小さすぎず、バランスのいいサイズといえるだろう。

フロントインターフェース。右端のLEDボタンは、押すごとにケースファンの発光色が変わる

 USBなどのフロントインターフェース類は、天面前部に配置している。USB 3.2 Gen 1 Type-A×2、USB 3.2 Gen 2 Type-C×1、それとマイク入力、ヘッドフォン出力端子を備える。リセットボタンやLEDの制御ボタンなど、スイッチ類が多いのは特徴的だ。

背面の様子

 今回販売されるモデルは、前回の工場で組み立てた構成とは一部異なり、CPUにはAMDの最新世代CPUであるRyzen 7 5800Xを採用した。その冷却のため、CPUクーラーにはMSIの簡易水冷クーラー「MAG CORELIQUID 240R」になっている。

 120mmファン2基のラジエーターを搭載する簡易水冷クーラーによって、8コア/16スレッドのCPUをしっかりと冷却することが可能。前述のMPG GUNGNIR 110Rやマザーボードに採用している「MPG X570 GAMING EDGE WIFI」がすべてMSI製に統一され、一体感のあるライトアップ演出を楽しめるのも魅力だ。MSIのLED制御ユーティリティー「Mystic Light」で光り方をカスタマイズすることもできる。なお、MPG X570 GAMING EDGE WIFIは有線だけでなく無線LAN(Wi-Fi 5)も搭載しているので、わざわざLANケーブルを使わなくてもネットに接続できるのはありがたい。

サイドパネルを開けたところ。イルミネーションが美しい

 ビデオカードには、INNO3Dの「GEFORCE RTX 3080 ICHILL X4」を搭載している。ブーストクロックが1770MHzと、リファレンスから60MHz引き上げられたオーバークロックモデルで、側面にファンを搭載した独自のデザイン。RGBライティングに対応しているので、見た目にも一体感のある仕上がりになっている。

 その他の構成は、前回選んだものを引き続き採用している。メモリーには、Crucial製のDDR4-3200メモリーを32GB、ストレージはSamsung製256GBと、Micron製1TBのM.2 SSD2基を搭載する。電源ユニットは定格1200Wと余裕を持たせたPHANTEKS「REVOLT X PSU」だ。

システムストレージにはSamsung製256GB SSD(左)、データストレージにはMicron製1TB SSD(右)を搭載する

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