2020年10月29日に発売されたエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)のゲーミングディスプレー「Optix MAG321CURVJP」は、流行りの湾曲タイプで31.5型4K解像度の高精細さが特徴の製品だ。
ディスプレーの売れ線は24型クラスのFHDだが、これはコストを重視した結果であり、テレビもゲームも4Kの時代だから、ここはやはり4K解像度でゲームをプレイしたいし、作業や映画も解像度の高いほうが断然いいはずだ。
4K解像度を選ぶなら30型以上のサイズがオススメ。MAG321CURVJPは31.5型でしかも湾曲なため、大画面で包み込まれた感があり左右もそれほど視線を動かさず視野に入るので、平面タイプよりは見やすい。今回は、そんな「MAG321CURVJP」を紹介したい。
1500Rの31.5型湾曲ディスプレーは高さ調整可能
まずは外観から見ていこう。本体サイズは710.5(W)×266.5(D)×513.6(H)mm、重量は7.3kg。34型のウルトラワイドディスプレー「Optix MAG341CQ」の横幅が818.4mmなので約100mm短く、解像度はUWQHD(3440 × 1440ドット)より精細な3840 × 2160ドット。MAG341CQのほうが幅が広いぶん没入感はあるものの、動画や写真といった作業でも利用したい人は、特に縦方向が720ドット長い本製品のほうが利便性は高いと言えよう。湾曲率は1500Rと、MAG341CQと同じだ。
27型や24型の「MAG」シリーズでは、チルト調整はできたものの、高さやスイーベルは調整できなかった。本製品は、スイーベルはできないものの、チルトと高さ調整ができるようになっている。画面を顔の正面にもってくるか、あるいは画面を上向きにして、少し見下ろす感じにするかによって高さ調整は必須。130mmも高さ調整ができるので、最適なポジションに設置できるはずだ。
背面にはゲーミングディスプレーらしく、ロゴが刻まれているのと「Mystic light」に対応したLEDイルミネーションを搭載。USBケーブルで接続することで、「Mystic light」アプリから設定が可能だ。
「Gaming OSD 2.0」アプリにも対応しており、PCからディスプレーの設定が可能。ディスプレーでOSD画面の表示・操作は、背面にあるジョイスティックで行なえるので、操作性は高いが、PCから設定できるほうがより便利である。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう