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ゲームにビデオ会議にマルチに活躍できる機能を持つ「arrows NX9 F-52A」

2020年12月28日 12時00分更新

カメラは「Photoshop Expressモード」が便利

 カメラは3眼仕様で、4850万画素の広角(標準)カメラ、800万画素の超広角カメラ、500万画素の深度カメラの構成。撮影時は標準カメラと広角カメラを使い、ポートレートモードなどで深度カメラが併用される。AIによる被写体自動判別やポートレートモード、深度カメラを利用したARサイズチェッカーに加えて、Photoshop Expressモードがある。

素で撮影すると、Photoshopでいじりやすい絵になりやすいカメラ

モード一覧

ARで設定したサイズの物体を設置した場合の状況がわかる

 とくに重宝するのがPhotoshop Expressモードで、これはプリインストールされたAdobe Photoshop Expressで撮影してすぐに補正できるというもの。操作はInstagramのように、フィルターを選んだあとに細かい調整を進めていく。そのほか色を鮮やかにしたり、暗い部分を明るくしたりと言ったこともできる。雰囲気が大きく変化するほか、反映までもスムーズなのでメインのカメラのように扱ってもいいだろう。

Photoshop Expressモード。撮影すると即座に調整画面に切り替わる

左が標準、右が広角。広角は端の描写が甘め

メインは標準がよく、質感の出も良好

ポートレートモードはある程度明るい場所で効果的。深度カメラもよく働いており、細かい部分の違和感も少なめ

ご飯写真はAIの被写体判別モードで撮影すると、とくに暖色系の照明下では色が派手になりがちに感じた。左がAIオンで右がオフ。Photoshop Expressモードを中心に使うのもアリだ

夜間の描写はAIの状況判断が良い結果になりやすい。街灯が多い場所ではとくに体感できるだろう

逆にこの写真のような状況だと、ストイックに見たままを再現しようとしがち。派手めがいい場合はPhotoshop Expressモードを使おう

【まとめ】派手さはないが使い勝手が高く
カメラもゲームもいける万能端末

 派手な要素はほとんどない。どちらかといえば日用品としての使い勝手を高めており、アルコール除菌シートやハンドソープ、洗剤などへの対応、次にゲーム以外のアプリでも重宝するゲームゾーン、いい感じに写真を仕上げられるPhotoshop Expressモードなどが光る。

 またミドルクラスのSoCながら高いパフォーマンスを持つSnapdragon 765Gも普段使いを支える要素だ。ライフスタイルの変容で、日常生活での利便性を求めるのであれば、arrows NX9 F-52Aはちょうどいいポジションに来てくれるだろう。

ドコモ「arrows NX9 F-52A」の主なスペック
メーカー 富士通コネクテッドテクノロジーズ
ディスプレー 6.3型有機EL(19:9)
画面解像度 1080×2280
サイズ 約72×152×8.5mm
重量 約162g
CPU Snapdragon 765G
2.4GHz+2.2GHz+1.8GHz
(オクタコア)
内蔵メモリー 8GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC(最大1TB)
OS Android 10
5G最大通信速度 下り2.1Gbps/上り218Mbps
5G対応周波数 サブ6
カメラ アウト:約4850万画素(標準、F値1.8)
+約800万画素(超広角、F値2.4)
+約500万画素(深度、F値2.2)
/イン:約1630万画素
バッテリー容量 3600mAh
FeliCa
ワンセグ/フルセグ ×/×
防水/防塵 ○/○
(アルコール除菌可)
生体認証 ○(指紋)
USB端子 Type-C
Qi ×
カラバリ ホワイト、ネイビー、ゴールド
 

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