最新パーツ性能チェック
第316回
ROG Swift PG259QNRとROG Chakram Coreで検証
NVIDIA Reflexでゲームの遅延を削減!360Hz液晶でわかったFortniteやVALORANTでの効果
NVIDIA Reflexの効果を測定する
では本命のNVIDIA Reflexの効果測定に入ろう。今回の検証環境は以下の通りとなる。新GPUの検証でも筆者はRyzen 9 3950Xを使っていたが、今回はレイテンシーが極めて重要なので、ダイまたぎでレイテンシーが増える心配のない、Ryzen 7 3800XTを使用した。NVIDIA Reflexの効果はGPUバウンドになる状況で発揮されやすいので、ややパワー控えめのGeForce GTX 1650 SUPERをチョイス。ドライバーは検証時点の最新版(456.71)を使用している。
検証環境 | |
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CPU | AMD「Ryzen 7 3800XT」(8C/16T、3.9~4.7GHz) |
CPUクーラー | Corsair「iCUE H115i RGB PRO XT」(簡易水冷、280mmラジエーター) |
マザーボード | GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570、BIOS F30) |
メモリー | G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」(DDR4-3200、16GB×2)×2 |
グラフィックス | MSI「GeForce GTX 1650 SUPER VENTUS XS OC」(GeForce GTX 1650 SUPER) |
ストレージ | Corsair「Force Series MP600 CSSD-F1000GBMP600」(NVMe M.2 SSD、1TB) |
電源ユニット | Super Flower「LEADEX Platinum 2000W」(80PLUS PLATINUM、2000W) |
OS | Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(May 2020 Update) |
さて、肝心のシステムレイテンシー計測だが、10回程度の計測ではサンプル数が足りず、確信を持てるデータが得られない。そのため、今回も以前手動でレイテンシー計測を行なった時のように各条件100回の計測から、統計的アプローチで攻めることにした。ただし、RLAにはログを出力する機能を持たないため、NVIDIAからお借りしたレイテンシー計測デバイス「LDAT」(Lantency & Display Analysis Toolの略)を使用することにした。
LDATもマウスボタン押下の瞬間から、監視領域(光センサー)の輝度変化の瞬間までの時間をシステムレイテンシーとして計測するので、コンセプトは同一と言える。両者を比較してみたところ、RLAのほうがやや大きな値を示す傾向が見られたものの、LDATとRLAはほぼ同じような結果を返すことを確認した上で実施している。
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