第316回
ROG Swift PG259QNRとROG Chakram Coreで検証
NVIDIA Reflexでゲームの遅延を削減!360Hz液晶でわかったFortniteやVALORANTでの効果
ROG Swift PG259QNR+ROG Chakram Coreのセットアップ
単にNVIDIA Reflexを利用するなら、最新のGeForceドライバーを導入してゲーム側でNVIDIA Reflexの設定を有効にすれば良いだけだが、RLAを利用するには特定のセットアップが必要になる。
具体的にはRLA対応ディスプレー(今回はROG Swift PG259QNR)とPCをUSB 3.0(今風に言えばUSB 3.2 Gen1)のケーブルで接続し、ディスプレー側のUSBハブ機能を利用可能な状態にする。その上でディスプレー側の所定のUSBポートにRLA対応のマウス(今回はROG Chakram Core)を接続する必要がある。RLA対応マウスはクリック時にタイムスタンプを送信し、ディスプレー上の監視領域(後述)のピクセルが変化した瞬間と比較することでシステムレイテンシーを算出する。
この処理はG-SYNCプロセッサー上で実行するため、RLA対応ディスプレーは(今のところ)G-SYNC対応とセットになっているというわけだ。ただし、RLAの処理はG-SYNCとは別の回路で処理されるらしく、HDMI接続であってもシステムレイテンシーの計測は可能だ。
配線が終わったらディスプレー側の設定も済ませてしまおう。ROG Swift PG259QNRの場合、OSDのトップにある「NVIDIA Reflex Latency Analyzer」を開き、「PC+Display Latencyh」にチェックを入れる。ちなみに、このチェックを外すと赤いUSBポートが無効化されるので、この設定は最初に確認しておきたい。
次にOSDで“ゲームが反応したか判定するための領域”を設定する。FPSやTPS系ゲームなら銃を撃った時に発生するマズルフラッシュが出る領域、格闘ゲームなら技を繰り出した時に腕や足などが通る(攻撃発生)領域のことだ。この領域は任意の位置とサイズが指定できるので、ゲームを起動してから銃口などの位置に調整しよう。
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