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8コア/16スレッドの“ゲームキング”はインテルか?AMDか?

GeForce RTX 3080の相棒にふさわしいのはどっち?Core i7-10700K対Ryzen 7 3800XTゲーム7本比較

2020年09月26日 18時00分更新

「Microsoft Flight Simulator 2020」はゲーム側に問題多し

 最後に日本を舞台にしたDLCが発表され話題を呼んでいる「Microsoft Flight Simulator 2020」(以降、MSFS2020)で試してみよう。画質は“ULTRA”に設定した。ランディングチャレンジの“シドニー”を開始し、自動操縦のまま一定時間飛び続けた時のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。計測時の視点は外部カメラ視点に統一している。

「Microsoft Flight Simulator 2020」1920×1080ドット時のフレームレート

「Microsoft Flight Simulator 2020」2560×1440ドット時のフレームレート

「Microsoft Flight Simulator 2020」3840×2160ドット時のフレームレート

 RTX 3080でもULTRA設定だとフルHDでも60fps以上キープが不能なのは予想通りだが、ここでもCore i7-10700Kのほうが全解像度において有利だった。開発者モードを有効にしてゲーム内のフレームレート表示を有効にすると、「MainThread」が描画処理の足止めをしており、ボトルネックがGPUではないことがわかる。

 なお、Core i7-10700Kのほうがフレームレートがやや高く出るのは、ボトルネックになっている処理のどこかがシングルスレッド(かそれに近いもの)で動作クロック勝負になるからではないだろうか。

右側に見えるのが開発者モードで見られるフレームレート表示。上部の赤いパートに出ている「Limited by MainThread」はCPUがボトルネックになっている時に出るメッセージだ。フルHDでもこの表示が頻出する

 画質設定を1段下げた“HIGH-END”設定でもフルHD時のフレームレートを計測してみた。

「Microsoft Flight Simulator 2020」1920×1080ドット、“HIGH-END”設定時のフレームレート

 若干フレームレートは向上するが、最低フレームレートの落ち込みが激しいのは同じだ。しかし、ここでもCore i7-10700Kのほうが有利で、平均フレームレートではプレイの快適指標である60fpsを超えている。

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