週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

8コア/16スレッドの“ゲームキング”はインテルか?AMDか?

GeForce RTX 3080の相棒にふさわしいのはどっち?Core i7-10700K対Ryzen 7 3800XTゲーム7本比較

2020年09月26日 18時00分更新

DLSS有効時もCPUの性能差が出る「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」

 ここまではFPSタイトルばかりが続いたので、今度はアクションゲーム「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」(以降、MHW:IB)でも試してみよう。APIはDirectX 12とし、画質“最高”をベースに高解像度テクスチャーを追加。集会エリア内における一定のコースを移動した時のフレームレートを「CapFrameX」で測定した。GeForce RTXシリーズが対応する「DLSS」が使える解像度では、それを利用した時の結果とも比較してみたい。

「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」DirectX 12、1920×1080ドット時のフレームレート。なお、この解像度ではDLSSは使えない

「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」DirectX 12、2560×1440ドット時のフレームレート

「MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE」DirectX 12、3840×2160ドット時のフレームレート

 Core i7-10700KはRyzen 7 3800XTに対し、フルHD時は平均フレームレートで約13%上回る。ただし、DLSSを使わないと解像度が高くなるにつれてアドバンテージは小さくなり、4Kでは誤差程度の差になってしまう。依然Core i7-10700K有利という状況だが、精細な描画を志向すればするほどCPUの差は意味を持たなくなるのだ。

 しかし、DLSSを使うとWQHDや4KでもまたCore i7-10700Kのフレームレートのほうが明確に高くなる。これはDLSSを有効にすると内部的には1段下の解像度(WQHDならフルHD、4KならWQHD)で内部的にレンダリングされ、それをAIを使って高解像度の映像にするためだ。

 DXRやDLSSなど、GeForce RTX 30シリーズで改良が進んだぶんのメリットを大きく活用できている点を考慮すると、ここでもCore i7-10700Kの優位性を強く感じられる結果となった。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事