レビュアー向けの独自ツール「LDAT」と「PCAT」
NVIDIAはシステムレイテンシーと消費電力(ワットパフォーマンス)に関して非常に強く関心を抱いているようで、独自の計測ツールも作っている。それが「LDAT(Latency & Display Analysis Tool)」と「PCAT(Power Capture Analysis Tool)」だ。これに加え、以前から公開しているフレームレートやTGP(Total Graphics Power:GeForceカード全体の消費電力)を計測するツール「Frameview」なども作っている。LDATもPCATはレビュアー専用で一般に入手できないアイテムだが、より精緻で信頼性の高いデータが取れるので、機会があればぜひとも筆者のレビュー記事で試してみたいところだ。
以上でNVIDIA Reflexの解説は終了だ。NVIDIA Reflex自体はGeForce RTX 30シリーズでなくても、GeForce GTX 900シリーズのGPUから利用できる。特にGPUパワーが不足気味だと感じたらNVIDIA Reflexを使ってみよう。NVIDIA Reflex対応ゲームも有名どころが揃っているので今後が楽しみだ。
GeForce RTX 30シリーズのディープダイブはまだ続く……
以上でRTX IOならびにNVIDIA Reflexの解説は終了だ。RTX IOが実用になるにはかなりの時間が必要だが、これが実現すればPCゲーム環境が大きく変わる可能性を秘めている。楽しみに待ちたいものだ。
次回以降はGeForce RTX 30シリーズの新要素であるインターフェースまわりや、独特のデザインに心動かされるFounders Editonの解剖などを順次投下する予定だ。
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