こんにちは。アスキーのごはん担当ナベコです。
ときどき無性に食べたくなるカップ麺。定番商品がドンと構える一方でユニークな新商品が次々と登場してきて見かけるとつい手に取りたくなります。
そんな中、特に気になる商品が登場。「日清 濃くてうまいTANMEN(タンメン)」と「同 MISO(ミソ)」。セブン&アイ限定です。価格はいずれも148円(税別)。
・日清「日清 濃くてうまいTANMEN(タンメン)」「同 MISO(ミソ)」
セブン&アイ限定で6月22日から発売中
“濃くてうまい”というわかりやすい商品名。
ポイントは、聞き慣れない「旨み練り込み麺」だそうで。
TANMENにはガーリック(ニンニク)を、MISOにはジンジャー(生姜)を麺に練り込んでいるそう。
スープにニンニクや生姜をたっぷり使ったカップ麺はたくさんありますが、麺にまで練り込んでいるとはあまり聞きません。さっそく食べてみました。
「濃くてうまいTANMEN」
まずは「濃くてうまいTANMEN」。
「麺までガーリック やみつきタンメン ガーリック練り込み麺使用」。
パッケージには「突き抜けるガーリック」「ガーリックウェポン」「シンプル、それゆえに難しい」など様々なコピーが羅列します。
日清食品の人がこの製品を表す言葉をあれこれ考えてそれを詰め込んだのかなと考えると、見過ごしてしまいそうな中にも大切なキーワードが盛り込まれているのじゃないのかな~とも(想像です)。
気になるカロリーは1食(77g)324kcal。
スープは透明系です、混ぜたので具材が沈んでしまったのですが、キャベツ、にんじん、きくらげなどが入っています。
いただきます。
ニンニクがきいたポーク系のスープ。スープにも、刻んだニンニクがたっぷり入っているようです。ただ、パンチある濃厚さを想像していたところ、思っていたよりは穏やかにスッと味わえて「あれ、そこまで濃いかな?」と一瞬戸惑いました。
ところがです。麺にもニンニク。
スープと麺のダブル!
なるほど、スープを麺にからめていただくことで、ガツンとニンニクを感じる“濃い”味わいになるわけです。
食べても食べてもニンニクがピリリ。
ニンニクがきいたラーメンというと、いわゆる“二郎系”と言われるニンニク+背脂の味付けが最近トレンドですが、それとはまた違います。背脂の風味がない分、二郎系に比べるとシンプルに感じるかもしれません。ただ、そのぶん、ニンニクの主張が強い。
ポークベースで、よりストレートにニンニクを味わえます。
キクラゲなど野菜の食感も楽しみつつおいしく食べきりました。
食べ終わった後もニンニクが口の中に残りますよ。
「濃くてうまいMISO」
「麺までジンジャー 濃厚味噌ラーメン ジンジャー練り込み麺使用」と書かれています。
「食べてミソ」「ほとばしる味噌愛」「濃いに恋して」「ゆく味噌、くる味噌」「愛されるより愛したい味噌で」など。
こころなしかTANMENより雰囲気でなんとかしようというコピーが多いです。
カロリーは1食(77g)337kcal。
濃厚でまったりとしたスープに香りが良い刻み生姜がたっぷり含まれています。麺にも生姜が練り込まれていて、ジンジャーの爽やかな後味が楽しめます。
味噌と生姜の組み合わせは相性抜群。身体が温まって、もしかしたらちょっと体調がすぐれない時にもほしくなるかも、というくらい親しみがわきます。TANMENよりジャンク感は控えめ。優しい味なので、ふだんカップ麺を食べない人にも好まれそう。
ただ、生姜が突き抜けるほどに主張するわけではないので、ありそうな組み合わせという意味では意外性はあまりないかも。
意表をついてきた!こう来るか!
日清の「濃くてうまい」シリーズ。ガーリック、ジンジャーの練り込み麺でおいしくいただきました。スープだけをガンと濃くしているのではなく、スープと麺のダブルで味をまとめてきた意欲作。単純に“濃い”というだけではなく、バランスがとれていて意表をつかれました。
特にTANMEN(ガーリック練り込み麺)はニンニクの主張が強く、ピュアにニンニク風味を摂取したい時に打ってつけかも。
ただ、スープも麺も味が付いているので、味の総量が多く、後半でやや単調に感じてしまうかも。コショウをさらに足すなど、アクセントをつけて味変をしていくと食べ進めやすいかも。
練り込み麺の「濃くてうまい」シリーズ。第一弾は「TANNEN」「MISO」の2種ですが今後の展開も期待したいです。「とんこつ」「鶏白湯」などドンドン出てきたらおもしろいだろうな~。
日清の「濃くてうまい」シリーズ、セブン-イレブンやイトーヨーカドーといったセブン&アイの店舗限定ですので、気になった方は試してみてはどうでしょう。
ナベコ
酒好きライター、編集者。カンパイからすべてが始まるはず。「TVチャンピオン極~KIWAMI~ せんべろ女王決定戦」に出演するなど酒活動しつつ食トレンドを追っています。♪アスキーグルメでおいしい情報配信中♪
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