今回のテーマは“置換”。データを流用したり、入力したデータのチェックをしたりする場合に重宝する機能だ。
データを流用する際に
必須の“置換”機能
経費精算書やシフト管理表など、作成したデータを流用して表をつくるケースは多い。そんなときに重宝するのが“置換”機能だ。指定した文字列を検索して、任意の文字列に置き換えてくれる機能で、データのチェックと修正をまとめてこなせるのが特徴だ。作成済みデータのメンテナンスにも重宝する。
↑たとえば、項目名の入力ミスを発見した場合、同じ間違いを探し出して、いちいち修正データを入力するのはめんどうな作業だが……。 |
↑“置換”ウインドーを呼び出して文字列を指定して検索し、データを置き換えられる。ボタンを押すだけで修正できてラクチンだ。 |
ワンクリックで
文字列を置き替え
“置換”は、リボンのホームタブから呼び出して利用する。検索したい文字列と置き換えたい文字列を入力して“すべて置換”を選択すれば、一気に文字列を置き換えられる。1ヵ所ずつ、確認しながら置換したい場合は検索して置換すれば良い。
Step1
置換ウインドーを呼び出す
↑“ホーム”タブにある“検索と選択”を選びメニューを展開する。 |
↑メニューから“置換”を選ぶと、置換用のウインドーが現われる。 |
Step2
置き換える文字列を入力
↑“検索する文字列”項目に置換したい文字列を入力し、“置換後の文字列”項目に置き換える文字列を入力。 |
Step3
対象の文字列をまとめて置換
↑“すべて置換”を選択すると、該当の文字列を、指定した文字列にまとめて置き換えて、置換した件数を表示。 |
Step4
該当の個所を確認しつつ置換
↑“次を検索”を選び、その後に“置換”を使うことで1ヵ所ずつ置換も可能だ。 |
Step5
置換対象を書式などで限定
↑“オプション”を選択すると、検索する際に、セルの書式設定したり、検索する場所や対象を限定できる。 |
※Excel2013の便利な使い方や操作を解説した『エクセル道場』は、電子版週刊アスキーにて連載中!
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります