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メニューボタン付近が白色LEDで光るHD液晶機 Xperia NX:Xperiaヒストリー

2015年06月27日 09時00分更新

 '12年のXperiaシリーズとして、トップで登場したのが『Xperia NX(SO-02D)』です。少しややこしいのですが、グローバルでは『Xperia S』として発表され、国内では“docomo NEXT series”のひとつとして『Xperia NX(SO-02D)』という名前で発売されました。全く同じ姿ながらも、『Xperia S』にはNFCが搭載されていたのに、『Xperia NX』では使えないという差があったりしましたが。

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 デザインとしては、背面がアーチ状に膨らんでいるラウンドフォルム、正面は直線的なラインで構成されており、角の折り返しは鋭角的。個人的には『Xperia arc(SO-01C)』の背面の沿った弧を描くデザインがかなり好みでしたが、『Xperia NX』にはまた別の魅力がありました。

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 マット素材なので手でベタベタ触っても背面カバーに指紋が残ることがありません。背面の“Sony Ericsson”の緑丸のロゴもいい感じ。金属パーツでできたボタン類だけでなく、イヤホンジャックやカメラ周りにも同じように金属加工が施してあったりと、一見シンプルなフォルムに見えますが、かなりオシャレな雰囲気を醸しだしていました。

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 そしていちばんの特徴は、本体の下部にある“Floating Prism(フローティングプリズム)”です。クリアパーツ部分に“戻る”、“ホーム”、“メニュー”のアイコンが描かれており、操作中に白いLEDが光るギミックが魅力的です。

 ついこのアイコンをタップしてしまうのですが、実際に反応するのはその上の黒い部分が正解。慣れないと操作に反応しなのでアレ? と感じることもありました。

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 『Xperia arc』で押しにくかった電源ボタンは、『Xperia NX』になって物理的に押しやすくなりましたが、本体が大きくなったこともあってちょっと戸惑う感覚がありました。それから、個人的にネックだったのがマイクロUSB端子のカバー。『Xperia X10』は充電するたびにカバーの開閉がめんどうだと思っていたため、『Xperia arc』で直挿しできるようになって喜んでいたところで、またカバーありに戻ってしまいました。

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 本体サイズは幅約64×奥行10.6×高さ128ミリ、重量は約144グラム。歴代の『Xperia X10』、『Xperia arc』、『Xperia NX』と、だんだんディスプレーサイズとともに巨大化していっているのがわかります。

 4.3インチディスプレーは当時としてはかなり大きいと思っていましたが、解像度も『Xperia arc』の480×854ドットから720×1280ドットへと向上。アイコンやテキストがクッキリ表示されるようになり、輝度も上がったことで表示は相当キレイになりました。

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 CPUはMSM8260(デュアルコア、1.5GHzで、メモリー(RAM)1GBとスペック面でも向上。実際に使っていても、タップしてからのアプリの開くまでのレスポンスも良くなり、それまで感じていた引っ掛かりみたいなものがなくなりました。ここらへんから、真っ当に使えるAndroid端末になってきた気がします。

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 もうひとつ『Xperia NX』の特徴(?)として挙げられるのが、“マイクロSDカードスロットなし”という仕様。たしかに内蔵ストレージは32GBと大きいのですが、そうはいってもデータ移動をしたいな~と思ったときにマイクロSDカードが使えないと不便なものです。そんな時のために、『Xperia NX』にはUSBカードリーダーが付属していました。しかもSony Ericssonの緑丸ロゴ入りで、なかなか貴重なアイテムです。

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 そういえば、『Xperia NX』はXi対応端末ではなくFOMAの通信プランじゃないと割り引き(月々サポート)が適用されないという落とし穴もありました。
 それから、SIMカードがマイクロSIMに変更になったのもこのモデルからです。

 細かいところですが、背面のフタはパカっと取れるものの、バッテリーは内蔵型になり、交換できなくなりました。また、ベースがグローバルモデル『Xperia S』なので、ワンセグ、おサイフケータイ、赤外線通信がまたもや付いていません。

……あれ? この流れどこかで見たような? ということで、1年前に『Xperia arc』のあと『Xperia acro(SO-02C)』が出たように、『Xperia NX』の後にすぐ『Xperia acro HD』が登場するのです。

 ということでまた次回!

●関連サイト
ソニーモバイル

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