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映画『トイレのピエタ』で杉咲花さんが魅せた演技ではない演技|表紙の人

2015年05月26日 19時00分更新

表紙の人●杉咲花
5/26発売号(2015 6/9号・通巻1030号)

1030号表紙の人・杉咲花

――映画『トイレのピエタ』で真衣の役柄はとても鮮烈ですね。

 オーディションを5回ぐらい受けたときに台本を読んだらすごくおもしろくて。宏にどんどん恋していく自分がいて、この役をやりたい思いが強かったです。でも、監督がすごく怖くてオーディションの最初から泣かされていました。ただ、愛情をもって叱られていると思ったらオーディションも楽しくなって。落ちたと思っていたので、受かったと聞いたときは、ホントにうれしかったです。

――撮影中も監督は怖かった?

 リハに入るとき、自分の中で真衣の役づくりはできていて、自信をもって臨んだのですが、監督にまったく違うと言われて。その時点で野田洋次郎さんは、もう宏だったんです。だからすごく焦って役づくりしなおしたのですが、監督から「これで大丈夫だ」と言われたときまでが怖かったですね。撮影中は、「演技するな」と言われていて、ホントの感情で動くぐらい真衣になりきっていました。

――ふだんの生活に影響は?

 撮影中はもちろん、そのあと1ヵ月ぐらいは自宅に帰っても、宏のことを考えて会いたくて泣くという毎日で、母とはケンカばかり。母は「いつまで続くの?」と嘆いていました(笑)。

1030号表紙の人・杉咲花

映画『トイレのピエタ』

1030号表紙の人・杉咲花

6月6日新宿ピカデリーほか全国公開

原案●手塚治虫 脚本・監督●松永大司
主題歌●RADWIMPS『ピクニック』(ユニバーサルミュージック)
出演●野田洋次郎/杉咲花 ほか
配給●松竹メディア事業部
映画『トイレのピエタ』
©2015「トイレのピエタ」製作委員会

■プロフィール

1030号表紙の人・杉咲花

1997年10月2日生まれ、東京都出身。B型。女優としてドラマや映画、CMに多数出演。6月20日公開の映画『愛を積むひと』のほか、11月7日公開の『劇場版MOZU』にも出演。

 週刊アスキーの紙媒体としては今号で終了ですが、電子媒体になっても”表紙の人”は続きますので乞うご期待!
 

フォトグラファー 井ノ元浩二
ヘアメイク 須田理恵
スタイリスト 有本祐輔
アートディレクション 佐藤英人
キャスティング 松浦健一

衣装協力:ルラシェ/アンビデックス

■関連サイト
杉咲花オフィシャルサイト
杉咲花オフィシャルブログ

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