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映画『イニシエーション・ラブ』では監督の理想像を演じた前田敦子さん|表紙の人

2015年05月19日 19時00分更新

表紙の人●前田敦子
5/19発売号(2015 6/2号・通巻1029号)

1029号表紙の人・前田敦子

――映画『イニシエーション・ラブ』が初めての恋愛映画だとか。

 そうなんです。ドラマも含めて恋愛系は参加したことがなかったんです。このお話をいただくまで原作は未読だったのですが、読んでみたら、すごくおもしろくて。最初の恋愛系映画で、こんなステキで変わった作品に参加できるのはとてもうれしかったですし、ラッキーだと思いました。

――映画の舞台が'80年代で前田さんが生まれる前の話。

 当時の風俗やファッション、音楽がふんだんに取り入れられてますが、音楽だけはなんとなく知っていました。堤監督が毎回撮影したあとすぐに仮編集して、その場で曲を乗せて見せてくれたんです。なので、「このシーンではこの曲を使うんだ」って思うと、演じていてテンションが上りましたね。

――堤監督からはいろいろと撮影にあたって指示がありました?

 私はマユを演じたのですが、堤監督が自分だったらこういう女の子がいいというのを詰め込んだキャラクターなんです。なので「こうしたら俺は惚れる」みたいなことを、たくさん教えてもらいながら演じました(笑)。恋愛映画というと若い女性が観に行くイメージがありますが、'80年代に青春を謳歌した男性にも、変な先入観を持たずにぜひ観てほしいですね。

1029号表紙の人・前田敦子

映画『イニシエーション・ラブ』

1029号表紙の人・前田敦子

5月23 日(土)全国東宝系ロードショー

原作●乾くるみ著『イニシエーション・ラブ』(原書房/文春文庫刊)
監督●堤幸彦
出演●松田翔太 前田敦子 木村文乃 ほか
配給●東宝
©2015 乾くるみ/「イニシエーション・ラブ」製作委員会

■プロフィール

1029号表紙の人・前田敦子

1991年7月10日生まれ、千葉県出身。A型。2005年にAKB48オープニングメンバーとして活動開始し、女優やソロ歌手としても活躍。2012年にAKB48を卒業後も映画やドラマ、CMに多数出演。『前田敦子の映画手帖』(朝日新聞出版刊)が好評発売中。

フォトグラファー 木村晴
ヘアメイク 小倉康子
スタイリスト 安藤真由美
アートディレクション 佐藤英人
キャスティング 松浦健一

■関連サイト
前田敦子オフィシャルサイト

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